元理事の金銭授受問題 オリパラ組織委員会に家宅捜索 AOKI前会長自宅にも…(2022年7月27日)
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の元理事がスポンサーから金銭を受け取っていた問題で、東京都庁にある組織委の清算法人にも捜査のメスが入りました。
スポーツの祭典は「疑惑の祭典」になりつつあるのか。
東京2020大会において、組織委員の元理事・高橋治之氏が大会スポンサーの「AOKI」側から金銭の提供を受けた問題。
東京地検特捜部は27日、都庁にある「組織委員会の清算法人」に家宅捜索に入りました。
東京都・小池都知事:「家宅捜索に入ったということは承知している。とても残念なことです」
疑問も。組織委員会は大会の準備や運営に関わってきました。「オリンピック絡みで不正が行われた」としたら、まさに「本丸」なのですが、先月末、解散しています。
最盛期、およそ7000人いた職員は、20人ほどに縮小。「債券などの決算業務」を行う、いわば別組織です。
ここを調べて意味があるのでしょうか。
元東京地検特捜部・若狭勝弁護士:「結論からすると意味はあります。特に特捜部の捜索は広範囲に行うのが常であり、清算法人といっても組織委員会に掛かる書類がそこにある可能性がある以上、捜索が入ることは十分にありえる」
関係者によれば、元理事の高橋氏は「自身の会社」と「AOKIホールディングス」との間でコンサルタント契約を結び、およそ4500万円に上る金銭を受け取ったとみられます。
東京地検特捜部は26日、高橋氏の自宅などに家宅捜索を行いました。
そんななか、もう一つの疑問が。
「丸一日」時間があれば、証拠隠滅など捜査に影響がでないのでしょうか。
元東京地検特捜部・若狭勝弁護士:「確かに2日目は警戒して証拠隠滅する恐れはあるが、そのために捜索順序をあらかじめ念入りに検討する、きちんと確認するという意味合いの捜索はあり得る」
27日は、青木前会長の自宅でも家宅捜索が行われました。
関係者によれば、組織委元理事の高橋氏はすでに特捜部の任意の聴取を受けたといいます。
我々の取材に「受け取った金はオリンピックとは関係のない正当な報酬だ」などと話しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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