トランプ氏が議会乱入事件当日に拒んだ“ある言葉”と“空白の3時間”詳細明らかに|TBS NEWS DIG

トランプ氏が議会乱入事件当日に拒んだ“ある言葉”と“空白の3時間”詳細明らかに|TBS NEWS DIG

トランプ氏が議会乱入事件当日に拒んだ“ある言葉”と“空白の3時間”詳細明らかに|TBS NEWS DIG

去年1月に起きたアメリカ連邦議会乱入事件。事件当日、トランプ前大統領が姿を見せなかった“空白の3時間”に何が起きていたのか。公聴会でその詳細が明らかにされました。

21日に開かれた議会乱入事件の公聴会。明らかにされたのは、事件当日のホワイトハウス内の詳しい状況でした。

トランプ大統領(当時)
「ペンシルベニア通りを通って議会に向かうぞ!」

午後1時10分。集会で支持者にこう呼びかけたトランプ氏。その後、暴徒が議会に押し寄せる様子をホワイトハウスのダイニングルームのテレビで見続けていました。

マシューズ元副報道官
「状況は急速に悪化していました。大統領がすぐに支持者に対して家に帰るよう呼びかけ、暴力を非難する必要がありました」

ホワイトハウスでは、事態を沈静化するために大統領の呼びかけが必要だとの声があがります。しかし、トランプ氏がツイートしたのは、選挙結果を覆すことを拒んだペンス前副大統領を非難する投稿でした。

ポッティンジャー元副補佐官
「状況を沈静化すべきなのに、あのツイートはまったく反対の呼びかけでした。私には、まるで火に油を注ぐような行為に思えました」

暴動はさらにエスカレート。この事態にトランプ氏の長男は、大統領の首席補佐官にメッセージを送っていました。

トランプ・ジュニア氏
「このふざけた事態をすぐに非難しろ」
メドウズ大統領首席補佐官(当時)
「同意する。強く説得している」

側近の説得に、ようやく呼びかけを行うことに同意したトランプ氏ですが…

マシューズ元副報道官
「イヴァンカ氏が説得をするまで『平和的に』という言葉も使おうとしませんでした」

トランプ大統領(当時)
「平和を保たなければならない。家に帰ろう。あなた方を愛している。あなた方はとても特別だ」

最終的にトランプ氏がビデオメッセージを投稿したのは、午後4時17分。

この間、3時間7分にわたってトランプ氏は、暴動を収めるための指示を一切せず、議会の地下に逃げ込んだ副大統領が国防長官代行に電話するなど、事態の沈静化を指示していたことも明らかにされました。

また、事件の翌日、トランプ氏がビデオ演説を撮影した際の映像にはこんな場面が写っていました。

トランプ大統領(当時)
「選挙は終わった。議会が結果を認定した。『選挙は終わった』とは言いたくない。『議会が結果を認定した』とだけ言っておこう」

暴動を止めようとせず、選挙結果の受け入れを最後まで拒んだトランプ氏。

キンジンガー議員(共和党)
「1月6日のトランプ前大統領の行為は宣誓違反であり、完全な怠慢。この国の歴史の汚点だ」

公聴会は9月以降にも開かれる予定です。

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