都心大雪から一夜 路面ツルツル262人けが・・・転倒事故で搬送相次ぐ(2022年1月7日)
首都圏では、雪が降り積もった後の路面の凍結による交通事故などが相次いでいます。これまでに都内で262人が屋外で転倒し、搬送されています。
4年ぶりとなる大雪から一夜が明け、首都圏は今シーズン一番の冷え込みとなりました。
7日の最低気温は東京都心がマイナス3.5度、横浜市はマイナス1.5度、さいたま市でもマイナス8.3度を観測。
通勤時間帯に坂道を行き交う人々。歩いていたはずが、途中から滑り降りてしまったり。思わず怖くなってガードレールをつかんだり、ゆっくりとカニ歩き。そして、上っているはずのに、なかなか前に進めない人などが続出です。
路面凍結により、相次ぐトラブル。
特に注意が必要な街中に潜む死角を取材しました。
雪に慣れない都内では7日朝から、冷え固まった積雪の対応に苦慮しています。
ビルの管理をする職員:「融雪剤ここだけまくか」
こうしたやり取りのすぐ側から、通学途中の学生が連続して転倒。
ビルの管理をする職員:「見ての通り、『氷の板』みたいになっている」
東京都心は4年ぶりの強い冷え込みで、気温はマイナス3.5度まで下がり、路面に降り積もった雪が凍結してしまいました。
東京のJR目黒駅近くにある権之助坂。
朝は、革靴で登校する学生などの悲鳴が辺りで頻繁に聞かれました。
スケートリンクの様になってしまった歩道。重心を低く置いてゆっくりと進みます。
通勤する人:「きょう10人くらい転んでいるのを見た」
ヨチヨチ歩きの男性は、赤ちゃんを抱えながらの出勤です。
通勤する人:「手が付けるように手袋をして、なるべく転ばないようヨチヨチ歩きというか」
一方、雪でスリップした車が立ち往生するなどし、JAF(日本自動車連盟)には通報が相次いでいました。
坂道で止まってしまった車を牽引(けんいん)車で移動させます。滑りやすいため、2時間ほどかけて慎重に作業。「雪用タイヤ」を着けていましたが、やはり運転には気を付けなければいけません。
JAF関東本部東京支部・堀切将士さん:「やっぱり、溶け始め濡れている氷が一番危なかったりするので、急ブレーキだったり急加速をしない。急ハンドルをしないというのはもちろんですけど、ブレーキを使い過ぎないというのが(運転の際は)非常に重要です」
現場近くでは、やはり雪の坂道で複数の車が進めなくなる状況に遭遇しました。
都内では、雪のために消防車がマンションに突っ込んだり、バスが住宅に衝突したりするなどの事故が多発。
警視庁によりますと、6日は78件の交通事故が発生し、80人がけがをしたという事です。
また、東京消防庁によりますと、雪で転倒して救急搬送された人は、これまでに262人に上っています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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