京都“史上1位タイ”大雨 走行中の車に土砂崩れ…滋賀“地下歩道冠水”女性溺死か(2022年7月20日)
19日、九州などでは「線状降水帯」が発生し、激しい雨に見舞われました。冠水した地下歩道では、女性の遺体が見つかりました。
■水たまった地下歩道…深さ2m 女性溺死か
18日の夜から西日本を中心に局地的に降り続ける大雨。19日朝にかけては、九州3県と山口県で線状降水帯が発生しました。
19日午後4時すぎの鹿児島薩摩川内市では、激しい雨が降り始めました。車が水しぶきを上げて走っています。
住民:「きのうから大雨が続いていて。心配しているところ」
近畿地方も、激しい雨に見舞われました。
「記録的短時間大雨情報」が発表された滋賀県。冠水し、横断歩道が見えづらくなった道路もあります。
大雨のなか、死者も出ています。
1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられる近江八幡市では、JR東海道本線の線路の下を通る地下歩道のほぼ真ん中辺りで、女性の遺体が水に浮かんでいる状態で見つかりました。
女性の年齢は60代から70代ぐらいで、身長はおよそ150センチだということです。当時、この地下道には、一番深い所で2メートル程度の水がたまっていました。溺れてしまったのでしょうか。
■走行中の車に“土砂崩れ” あっという間…
隣の京都でも、1時間に88ミリの猛烈な雨を観測。1906年の統計開始から史上1位タイとなる大雨です。川からあふれた水は、住宅街にも及んでいました。
不安定な天気は、一日中続きました。
再び降ってきた雨。鴨川を見ると、かなり水かさが増えているのが分かります。勢いよく濁流が流れています。道路に土砂でしょうか。砂や石のようなものが散乱しています。
この男性は走行中、土砂崩れに遭遇し、あっという間に車が埋もれたといいます。
土砂崩れに巻き込まれた運転手:「道が川みたいになっていて。2カ所くらい土砂崩れになって。そこへ車が埋まってしまった」「(Q.完全に埋もれてますね)もう、今やったら半分くらい埋まってる。誰か呼ぼうにも、携帯もつながらないし。親切な人がスコップ持ってきてくれて。皆、スコップで。ダメだったので、察を呼んで」
■九州南部中心に…引き続き“大雨災害”注意
氾濫した川の土砂は、住宅のすぐそばを流れました。
男性:「(Q.午前中の雨は)すごかった」
濁流が流れ込み、道路が川のような状態になっています。水は引いても、おびただしい石が道路を覆い尽くしていました。
男性:「すごく急な雨だと思うので。そうでなかったら、おそらく、なかなか(水が)反流しない場所だと思う」
昼ごろに、京都や滋賀で猛烈な雨を降らせた雨雲は、衰えることなく東海地方へと進みました。
20日も、九州南部を中心に雨が降りやすく、引き続き大雨による災害の発生に注意が必要です。
(「グッド!モーニング」2022年7月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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