“極寒列島”雪や冷込で車トラブル増加・・・JAFに密着(2022年1月7日)

“極寒列島”雪や冷込で車トラブル増加・・・JAFに密着(2022年1月7日)

“極寒列島”雪や冷込で車トラブル増加・・・JAFに密着(2022年1月7日)

 厳しい寒さで、雪や冷え込みによる車のトラブルが増えています。番組では、故障車の救助にあたるJAFに密着しました。

■ノーマルタイヤで雪道に・・・立ち往生

 6日、東京23区に、4年ぶりの大雪警報が出されました。

 レインボーブリッジでトラックが横転するなど、雪による事故が相次ぎました。こうしたトラブルは都内だけではありません。

 年末年始の休みを利用して、栃木県の那須に友人と旅行に来た男性。宿泊していたホテルから帰ろうとしましたが、雪道で動けなくなり、救助を要請したといいます。その原因は・・・。

 救助を要請した男性:「“ノーマルタイヤ”じゃダメだなって。ずりずりって滑っちゃって」

 タイヤの溝には、雪がびっしりと詰まり、凹凸がなくなっています。

 救助を要請した男性:「なめてましたね。雪道は必ずスタッドレス(タイヤ)履いた方がいいです」

 24時間運転トラブルによるSOSが舞い込むJAFには、寒さが本格化した先月から、雪や路面凍結で動けなくなったという救助要請が増えています。

 JAF栃木支部・齋藤睦月さん:「ノーマルタイヤで山に登ってしまって、帰る時に下りられないという車が続出していまして。雪が降ってしまって滑ったり、スタック(立ち往生)してしまったりって、(救助要請の)件数が増えています」

 スキーなどのウインタースポーツが盛んになるこの時期。スタッドレスタイヤやチェーンを装着せずに、雪国へ向かう無謀なドライバーが増えています。

■雪道に側溝・・・脱輪で立ち往生SOS

 雪が生む事故は、スリップ以外にもあります。

 真っ白な雪道のなか、大きく傾いた車。一体、何があったのでしょうか?

 救助を要請した男性:「側溝があるのを忘れていて、そのままするっと入っちゃいました」

 雪に覆われた普通の道に見えますが、道路の両端には側溝があります。

 JAF栃木支部・齋藤睦月さん:「側溝が見えなかった状態ですね、雪に埋もれて。レッカー車を前に付けて、ワイヤで引っ張ってあげないと」

 車を引っ張る準備をしようとしますが、雪に深く覆われうまくいきません。周りの雪をスコップでどけて、ワイヤを装着します。

 JAF栃木支部・齋藤睦月さん:「大丈夫ですね、これで。準備完了ということで」

 レッカー車に引かれ、ようやく側溝から脱出。幸い車に故障はなく、大きな傷も付きませんでした。

 救助を要請した男性:「自分ではとてもできなかったので、助けて頂いて、とても助かっています」

■“寒さ”でバッテリー上がり・・・

 自動車のスリップや脱輪など、雪によるトラブルが多発しています。

 しかし、雪とは関係ない“寒さ”が原因の故障にも注意が必要です。

 JAF栃木支部・齋藤睦月さん:「エンジンかからないということ?」

 仕事に行くため乗ろうとしたら、エンジンがかからない車。つい最近、車検も終え、前日まで問題なく動いていたといいます。

 ボンネットを開けて原因を調べると・・・。

 JAF栃木支部・齋藤睦月さん:「寒いので、バッテリーが上がっている状態ですね。2018年製のバッテリーですね」「(Q.2018年って新しくないのか?)3年経過していますので、3年経ってきますと性能が落ちてきますので、乗り方によっては、3年をめどにバッテリーを交換した方がいい」

 応急処置を行い、無事エンジンがかかりました。寒さが本格化した今、特に冷える朝方に、このようなバッテリーの故障が発生しやすいといいます。

 JAF栃木支部・齋藤睦月さん:「冬のバッテリー上がりは、非常に多くてですね。JAFの方でも件数としては、バッテリー上がりがほとんどを占めています」「(Q.私たちはどう気を付けたらいいか?)バッテリーの年数やバッテリーの液の量を見てほしいんですけども。ただ、今では点検できないようなバッテリーも増えていますので、専門店や工場で点検することをオススメします」

(「グッド!モーニング」2022年1月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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