道路冠水・運転手閉じ込め…宮城各地で被害多発 今後も大雨の恐れ(2022年7月16日)

道路冠水・運転手閉じ込め…宮城各地で被害多発 今後も大雨の恐れ(2022年7月16日)

道路冠水・運転手閉じ込め…宮城各地で被害多発 今後も大雨の恐れ(2022年7月16日)

 前線や湿った空気の影響で東北を中心に記録的な大雨となっています。宮城県では川の堤防が決壊し、浸水などの被害が拡大しています。

 冠水は宮城県の各地で起きました。JR松島駅前では水没してしまった道路にタクシーが侵入し、運転手が中に閉じ込められている状況です。

 運転手を助けようとしますが…。

 救助に来た人:「車は、すぐには移動できない。運転手をどう救助するか。ちょっと確認しますが、我々もあまり近付けない」

 救助を待つ間も雨は降り続け、水かさはどんどん増していきます。そして、運転手は無事に救助されました。

 宮城県松島町付近では6時間の雨量が165.5ミリを観測、7月としては観測史上、最大の雨が降りました。

 16日午前2時すぎには5段階ある警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」が町全域に出されました。

 ようやく水が引いて建物に入ることができても、部屋の中は泥だらけです。

 住民:「(Q.この状況、見ていかがですか?)どうって…あぜんとするしかない」「冷蔵庫は倒れる、洗濯機は倒れる、電気はまだ通っていない…。大体、この辺まで(水が)来た。ちょうど50センチくらいでしょ」

 加美町の中新田地区では、降り続いた雨の影響で住宅街に水が流れ込んでいます。

 排水が追い付かず、家の前も駐車場も…。至る所で水があふれ出しました。町の一部で今も断水が起きています。

 増水した川によって道路も寸断されました。南三陸町では国道が約100メートルにわたり、増水した川に削り取られました。現在も通行止めで復旧の見通しは立っていません。

 また、土砂崩れの被害も相次いでいます。松島町では土砂でなぎ倒された木々が道路をふさぐなど、町内の21カ所で土砂崩れが起きています。

 東北地方では、16日夜遅くから17日朝にかけて再び大雨になる恐れがあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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