宮城・大崎市 半日で1カ月分を超す雨量 河川決壊「終わった 全部水没」(2022年7月16日)

宮城・大崎市 半日で1カ月分を超す雨量 河川決壊「終わった 全部水没」(2022年7月16日)

宮城・大崎市 半日で1カ月分を超す雨量 河川決壊「終わった 全部水没」(2022年7月16日)

 前線や湿った空気の影響で東北を中心に記録的な大雨となっています。宮城県では川の堤防が決壊し、浸水などの被害が拡大しています。

 宮城県大崎市を流れる蛭沢川に架かる丸山橋が崩落しました。

 伊達政宗が一時、居城としていた岩出山城の断崖絶壁を眺められる有備館の森公園。その崖の斜面が崩れて近くの川に木や土砂が入り込み、流れをせき止めてしまっていました。

 16日朝早く、大崎市を流れる名蓋川の堤防も決壊しました。

 矢目地区の住民:「避難所にも行きたいんですけど、高齢の母がいますし、行く所、行く所、冠水してるので、かえって危ないんじゃないかっていうことで、今ここにいます」

 大崎市古川では午前10時半までの12時間雨量が観測史上、最大の208ミリに達しました。これは平年7月の1カ月分の雨量の1.2倍に相当します。

 この雨で、大崎市は午前6時半に矢目地区の62世帯176人を対象に危険度が最も高い「レベル5」の「緊急安全確保」を出し、命を守るための最善の行動を取るように呼び掛けています。

 救助された人:「トイレに行けない状態になった時に、おばあちゃんがいるので、このままじゃ駄目だと思って(家を)出るしかないと思いました」

 近所の住民:「夜中、起きたんですけど、すごい音で。外見たら、もう夜中2時ごろの段階で冠水していて」

 ラーメン店は、この大雨で営業どころではなくなったといいます。

 ラーメン店の店長:「5年ぐらい住んでいるが、今までになかった。20年住んでいる人も今までで過去最高と言っていた。営業できないので、あしたの準備」「(Q.急きょ、営業をやめた?)本当は営業するつもりだったが、この状況なので休みにした」

 16日朝、「人生終わった。全部水没」とつぶやいたのは中古者販売店の従業員です。

 ガリバー古川店・店長:「(Q.冠水で被害を受けた車は?)SUVの車以外、こちらに並んでいるすべての車です。中に水が入ってくると電気線がショートしたり、動かなくなっちゃうので全部、商品価値がなくなってしまったんで。正直、悔しいですね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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