オミクロン拡大受け小池知事が岸田首相に都の宿泊療養施設“返して”
オミクロン株の急激な広がりを受けて、東京都の小池知事は岸田総理と会談し、水際対策のために国側に提供してきた宿泊療養施設を都側に戻すことや、在日アメリカ軍への感染対策の徹底を求めました。
小池百合子東京都知事
「本日、岸田総理のもとに、東京都としての最新の情報と、現場として国に対しての要望を行わせていただきました」
東京都は、現在、国の水際対策に協力するため、都が確保していた宿泊施設3000室を海外から入国した人の隔離先などとして国側に提供しています。しかし、オミクロン株の急激な感染拡大を受けて、軽症や無症状の感染者のための宿泊療養施設が足りなくなる事態も予想されることから、小池知事は岸田総理に対し、国側に提供している宿泊施設を東京都に戻すよう要望しました。
また、東京にあるアメリカ軍の横田基地でも年末年始だけで基地関係者57人の新型コロナ感染が確認され、各地の在日アメリカ軍基地周辺でオミクロン株の感染が拡大している状況を受け、在日アメリカ軍への感染対策の徹底を岸田総理に求めました。
一方、「まん延防止等重点措置」については要望せず、今後、専門家の意見を踏まえ、対応を検討するとしています。(07日00:50)
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