感染急拡大の中で…“都民割”8月22日から再開へ 「早すぎるのでは」と観光業者から心配の声も｜TBS NEWS DIG
東京都できょう新たに発表された新型コロナの感染者数は1万9059人。感染が急拡大する中で、東京都が緊急の対策会議を開催しましたが、どのような対策が示されたのでしょうか。
東京都 小池百合子知事
「都民の生活と命を守ることを最優先として、第1に医療提供体制の一層の強化、第2にワクチン接種の促進、第3に感染防止対策の徹底を柱に対策を講じてまいります」
きょう夕方、緊急に開かれたコロナ対策の会議で東京都は、この夏の感染拡大を抑え込んでいくために、▼確保する病床数をおよそ7000床へ引き上げ、▼お盆期間中の医療機関での診察や検査体制の確保、▼また、3回目、4回目のワクチン接種の促進など具体策を取りまとめました。
ワクチンの追加接種について街の人は…
2回接種した女性
「副反応が重たいと聞いていたので、3回目が。ちょっと怖いなというので打ってなかったんですけど、（ワクチンを）打たなきゃいけないのかなと思います」
3回接種した女性
「親は（4回目を）絶対打つと言っていて、それを聞くとやっぱり家族の感染が一番怖いなと思っているので、（自分も）打たなきゃいけないかなというのはあります」
さらに東京都は、今月末までの予定で試験的に再開している観光支援策の都民割「もっとTokyo」についても、一旦は終了するものの、感染状況を見極めた上で、来月22日から再開する方向で検討しているということです。
ただし、感染の急拡大が続く中での再開決定には、観光業者から「早すぎるのでは」と心配する声が出ています。
こちらの屋形船は、隅田川やスカイツリー周辺をめぐるコースが人気で、夏になると夕涼みを楽しむ客でにぎわうといいます。
品川船清 女将 伊東陽子さん
「2人席はこんな感じでついたてを立てて、団体さんは間仕切りしてお作りしてます。前と後ろをなるべく暑い時とかには開けて、涼しいときには少しずつ開けて、それで走行する。そうすると（空気が）逃げるので」
この屋形船では感染拡大後、団体客のキャンセルは出ているものの、個人の予約は増えているということで、女将は、いま無理をして都民割を再開する必要性はないと感じています。
品川船清 女将 伊東陽子さん
「やっぱり都民割を希望される方も多いかと思うんですけども、でも今これだけ感染拡大しておりますので、もうちょっと落ち着いたところでやっていただいてもいいのかなと思います」
夏休みを控えて、この急拡大にどう対応していくのか。それぞれの事情に合った難しい対応が迫られています。
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