京都府『保健所職員を2倍以上』『病床を21床増』体制強化へ 新たな行動制限はせず（2022年7月15日）
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、京都府は保健所の職員を２倍以上に増員するなど、各地で体制の強化が進められています。
７月１５日に開かれた対策本部会議で、感染対策の徹底を呼びかけた京都府の西脇隆俊知事。
（京都府 西脇隆俊知事）
「第７波に入っていると認識しております。感染対策をしっかりすることが社会経済活動を取り戻していくためにもぜひとも必要でございます」
京都府では、７月１５日の新型コロナウイルス新規感染者が１９４１人となり、１７日連続で前の週の同じ曜日を上回るなど感染が急拡大しています。府は病床を２１床増やすほか、保健所の職員を２倍以上に増やし体制を強化するということです。一方、府民への新たな行動制限はしないとしています。
また、大阪府も新たな対応策を打ち出しました。
（大阪府 吉村洋文知事）
「原則的に中等症の方を入院の対象とする方針を決定いたしました」
現在、大阪府では、６５歳以上で発熱が続いているなどリスクが高い患者は、軽症でも入院対象としていましたが、７月１５日からは原則、肺炎を起こしていたり、酸素投与が必要であったりする中等症以上の患者に対象を絞り、病床のひっ迫を防ぎたいとしています。
また、７月１４日に岸田文雄総理が医療従事者らを４回目のワクチン接種の対象にすると表明したことについて、吉村知事は「５月から要望していたのでもう少し早く対応してほしかった」と苦言を呈しました。
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