自民単独で改選過半数、改憲勢力も3分の2以上に　参院選全議席確定

自民単独で改選過半数、改憲勢力も3分の2以上に　参院選全議席確定｜TBS NEWS DIG

第26回参議院選挙はすべての議席が確定し、自民党は63議席と単独で改選議席の過半数を獲得しました。

今回の参院選では、改選124議席と神奈川の欠員補充1議席のあわせて125議席をめぐって争われました。

自民党岸田文雄総裁
「現職の総理大臣として最後まで選挙を完結させよう、これを訴えて選挙最後まで戦い抜いた」

自民党は選挙区と比例代表あわせて63議席に達し、自民党単独で改選過半数を獲得しました。

また、自民・公明に、日本維新の会と国民民主党を加えた改憲勢力4党の獲得議席が「93」と、憲法改正の発議に必要な3分の2を超えました。

自民党の茂木幹事長はJNN「選挙の日」のインタビューで、憲法改正について、「スケジュールについて主要な政党間で認識の共有を早期に図っていく」としています。ただ、公明党の山口代表は、「国民の理解を伴っていかなければ、到底発議には及ばない」と述べ、憲法改正に向けた議論は慎重に進めるべきだという考えを示しました。

立憲民主党泉健太代表
「政権を任せられるだけの勢力という風に、国民のみなさまから認知をされる勢力に、我々立憲民主党も含めてなり得なかったということを痛感しております」

勝敗のカギを握る全国32の1人区で、野党側は4勝しかできませんでした。

立憲民主党の泉代表は、現有議席を割り込んだことを受け、「野党の力不足は率直に受け止めながら、立憲民主党として政権交代を目指すことに力を注いで参りたい」と述べました。

また、共産党や国民民主党も議席を減らしました。

日本維新の会松井一郎代表
「もう速やかに、僕は代表をやめて、ルールに従って代表選挙をやって次の代表執行部を決めていきたいと思います」

一方、日本維新の会は議席を大きく増やしたものの、松井代表は「次の代表に引き継ぎたい」として、代表を辞任することを表明しました。

れいわ新選組も、山本太郎代表が東京選挙区の最後の1議席に滑り込み勝利するなど、議席を増やしました。

社民党は福島党首が1議席を死守。

NHK党も比例で1議席を獲得しました。

さらに参政党は1議席を獲得し、国政進出を果たしました。

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