「徹底的にけんかしていく野党を」“与党優位”どう対抗する?れいわ・山本代表に聞く(2022年7月10日)
安倍元総理が応援演説中に凶弾に倒れるという、民主主義の土台を揺るがす事件を経て、参議院選挙は10日に投開票日を迎えました。
◆れいわ新選組・山本太郎代表に聞きます。
(Q.23時半現在、山本代表当選の一報が届いていません。自身の東京での戦いを振り返ってどうでしたか?)
初めから激戦だと分かっていますし、トップで当選が決まるとは思っていませんので、予定通りだろうと思います。
(Q.比例代表の手応えはどうでしたか?)
どうですかね。私たちはこれまでにない政党なので、完全に開票が済むまでは分からない状態だろうと考えています。
(Q.登場された時の旋風の度合いを大きくできたのかどうか。これまでの党の歩みを振り返っていかがですか?)
冒頭申し上げなければいけないのは、私たちの2019年の最初の選挙の時に「旋風が吹いている」「ブームである」ということを取り上げたのは選挙が終わってからですよね、テレビ朝日さんも。
つまり事前には何の取り上げもなかった。そこで2議席を獲得したということです。
どうして選挙が終わった後に「ブームだ」って言い出すんですか。ブームにすれば終わるからじゃないですか。
私たちは2021年の秋の選挙で、3議席を獲得しました。確実に前に進んでいる。これは拡大していけているという認識です。
今回の選挙はまだ結果が出ていませんけれども、私たちは前回よりも議席が増えると考えて、しっかりと活動してきたところです。
(Q.今回、野党全体として自民党に対抗し得る力になりにくかったことが現実的にあると思います。それぞれ主張を異にする野党が、それぞれの規模の中で力を合わせていく考えはありますか?)
やっていくべきことだと思います。理由は単純で、30年近く国が衰退し続けている。不況が続いてるのは、先進国のなかで日本だけです。
明らかに経済政策が失敗して、雇用環境も破壊した。その30年間の間で一番権力を握っていたのは自民党です。
この30年、良くなったことがないです。悪くしかなっていないです。
この状況に対して当然「政権交代が必要だ」そうならなければおかしな話です。
どの方にとっても目の前の生活が地盤沈下していっている状況です。
25年以上の不況。そこにコロナがやって来て、プラス戦争の影響で物価高ですから三重苦です。
それを考えるならば、徹底的に経済政策、日本の景気を底上げしていく、一人ひとりの使えるお金を増やしていく。
こういったことをまず呼び水として「消費税廃止ぐらいしっかりと決めていくぞ」と気合いの入った、自民党に対しても徹底的にけんかしていくような野党を作らなきゃだめだと思っています。その一翼を担いたいと。
わたしたちは特に経済政策。野党で最も野心的、一方で実現可能なものを私たちは提案しています。
そのような活動をしていきたいと考えています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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