民主主義を揺るがす“凶弾”各党の反応は…参院選前に安倍元総理銃撃(2022年7月8日)

民主主義を揺るがす“凶弾”各党の反応は…参院選前に安倍元総理銃撃(2022年7月8日)

安倍晋三元総理が8日、街頭演説のさなかに銃撃され、亡くなりました。

逮捕された元海上自衛隊の山上徹也容疑者（41）は、多くの有権者が集まるなか、犯行に及びました。

山上容疑者は「殺そうと思ってやった」と供述しているといいます。

岸田総理：「民主主義の根幹たる、自由で公正な選挙は絶対に守り抜かなければならない。決して暴力に屈しない断固たる決意のもと、9日は予定通り選挙活動を進める。選挙戦の最後の瞬間まで、そのことを自分の声で直接、国民の皆さんに訴え続けたい」

東京都・小池百合子知事：「本日12時前に安倍元総理が奈良で演説中に銃撃されたというニュースを受け、大変ショック受けております。先ほど、松野官房長官が容体までは不明だということで、とても心配しています。どのような理由であっても、このような蛮行は許すことはできません。民主主義への挑戦であります。激しい怒りを表します。まだその他、詳しい話は接していませんが、まずはご無事であるように祈っております」

群馬県・山本一太知事：「国会議員の時代から長い間お世話になって、私にとっては本当に特別な方で。知事になってからも、群馬県は安倍元総理に助けて頂いて、今の日本にどうしても必要な人だと思うので、なんとか回復して頂きたい。政治家として、あれだけの試練を乗り越えてこられた方ですから、必ず危機を乗り越えて帰ってきてくれると信じたい」

各党からは、犯行に対する怒りの声が上がりました。

公明党・山口那津男代表：「あまりに突然のことで大変驚いておりますが、民主主義の最も基本的な表れである参議院選挙の最中に、言論を封殺するような暴力行為が行われたこと、厳しく断固、非難いたします。ぜひとも安倍元首相の一刻も早い回復をお祈り申し上げますとともに、これからもしっかり道を歩んでいきたい」

立憲民主党・泉健太代表：「こういった蛮行が起きてしまったことを、大変重く受け止めていますし、二度と繰り返されないように、我々政治の側が党派を超えて全力で対応しなければいけない」

日本維新の会・松井一郎代表：「テロに屈すると相手の思うつぼ。9日は安倍元総理の回復を祈りつつ、民主主義は暴力では止められない、暴力に屈することはないんだ、そういう思いで9日は活動する」

共産党・志位和夫委員長：「本当に許せないことが起こったと。これは民主主義の国では絶対許してはならない暴挙です。安倍さんのご回復を心から願っています」

国民民主党・玉木雄一郎代表：「大変ショックを受けている。許しがたい蛮行です。最大限の強い怒りを表したい。安倍元総理の無事と回復を祈りたい。民主主義の発露である選挙期間中に、暴力をもって言論を封殺することは絶対に許されません。強い憤りと怒りを表したい」

れいわ新選組・山本太郎代表：「自由な論戦が最も保障されなければならない選挙期間中に起こされた今回の銃撃事件は、言論と政治活動を封じるものであり、許されません」

社民党・福島みずほ党首：「いかなるテロも、いかなる暴力にも断固反対です」

NHK党・立花孝志党首：「民主主義に対する脅威であるとともに、国民の皆様には、こういったことにくじけることなく、選挙に参加頂きたい」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>