渋谷で大声上げ“深夜飲み会” “マスクせず”騒ぐ人も…東京 2日連続8000人超感染【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年7月8日)

渋谷で大声上げ“深夜飲み会” “マスクせず”騒ぐ人も…東京 2日連続8000人超感染【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年7月8日)

渋谷で大声上げ“深夜飲み会” “マスクせず”騒ぐ人も…東京 2日連続8000人超感染【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年7月8日)

東京都の7日の新規感染者は8529人と、2日連続で8000人を超えました。専門家からは、このペースで増加が続けばという前提で、一日の感染者が5万5000人に達するという試算も出ています。

■東京8000人超え…渋谷で大声上げ“深夜飲み会”

 2日連続で新規感染者数が8000人を超え、感染の再拡大が懸念されている東京。夜の渋谷では、路上飲み禁止の場所で、酒を飲みながら、盛り上がるグループがあちこちにいます。

 完全に座り込んでいる人もいます。横たわりそうな人は、倒れてしまいました。

 飲み会終わりなのか、地べたに寝転んでしまっています。マスクをせずに、騒ぐ人の姿もありました。

■相談急増 3回接種も…家庭内感染「においせず」

 ファストドクター・山崎允喬医師:「症状も出てきて、やはりコロナが疑わしいということなので、検査をさせて下さい」

 夜間や休日に往診を行う「ファストドクター」。直近1週間の相談件数が、前の週に比べて2倍に増えたといいます。

 山崎医師:「こちら(検査キット)に2本線が入っていて、コロナ陽性で確定になります」

 両親と3人で暮らしている20代の男性。数日前に両親の感染が判明し、その後、男性も発熱したことから、家庭内で感染したとみられています。

 医療スタッフ:「皆さんのワクチンの接種状況は、どんな感じなんですか?」
 母:「3人とも3回(接種)しています」

 家族全員が、今年2月に3回目のワクチン接種を受けていましたが、新型コロナに感染。それぞれ熱やせき、倦怠(けんたい)感などの症状があるといいます。さらに…。

 山崎医師:「においや味が、分からないとかはあります?」
 母:「私、においが分からない。においは治りますよね?なんか、不安になっちゃったんですけど…」
 山崎医師:「基本的には治ることが多いんですけど。後遺症として、残る方も一部いるので。『完全になくなります』とは、断言できないかなというところです」

 後遺症への不安を抱えながらも、家族3人とも症状が軽かったため、自宅で療養して経過をみることになりました。

■30代男性 会社同僚と“連日会食”…高熱発症

 30代男性:「37.9℃(の熱)が最初出ていて、ちょっと体調悪いぞとなって。きのう途中から、どんどん上がっていって、ピークが39℃」

 高熱に見舞われ、往診を依頼した30代の男性。熱が出る2日前まで、連日、会社の同僚らとの会食があったといいます。

 30代男性:「その時(今月1日)は(人数が)多かったと思います。僕は、途中までしかいなかったですけど。たぶん、その時は9人くらいだったと思います。(先月)30日は5人」
 山崎医師:「その中で、症状がある人はいない?」
 30代男性:「いないです。逆に、僕が症状出ちゃったんで、びびっている皆」

 会社からも、検査を受けるよう指示されたという男性。その場で検体を取り、陽性が判明しました。

 ファストドクター代表・菊池亮医師:「(第6波と比べると)若い世代の患者さんが、多くみられるように感じます。年齢別でみると、20歳までの患者さんで、およそ4割を占めているのが現状です。屋内=“リスクのある環境下”でのマスク着用がどの程度徹底されているのか。そういうところが関係しているのかなとは感じています」

■第7波か…東京で“一日5万5000人”予測も

 感染拡大のスピードが加速している東京。7日の東京の新規感染者は8529人と、2日続けて8000人超え。1週間前の木曜日に比べ、およそ5000人増え、前の週の同じ曜日を20日連続で上回りました。

 7日に行われた東京都のモニタリング会議では、専門家から厳しい現状が報告されました。

 国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師:「7日間平均でございますが、前回の1日当たり約2337人から、今回1日当たり約4395人と大きく増加しております。増加比は約188%であります。今回の約188%が継続すると、4週間後の8月3日には、12.49倍の一日当たり約5万4902人となります」

 東京都医師会・猪口正孝副会長:「7日間平均のPCR検査等の陽性率は、前回の14.4%から22.3%に大きく上昇致しました。無症状や軽症で、検査未実施の感染者が多数潜在している状況が危惧されます」

 現在のペースで増加した場合、一日およそ5万5000人もの新規感染者が出ると予測する東京都。原因は、オミクロン株の新たな変異ウイルス「BA.5」だとみられています。

 国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師:「BA.2より感染性が強いとされているBA.5への置き換わりが進んでおります。『急激な感染の拡大に直面している』と致しました」

 東京都によれば、1週間の感染者のうち「BA.5」への感染が疑われる人の割合は33.4%と、前の週に比べて8.3ポイント上昇。小池百合子知事は、都民に警戒を呼び掛けた。

 東京都・小池百合子都知事:「外出をされる際は、混雑した時間・場所などはできるだけ、場面に応じた正しいマスクの着用など、対応をお願い致します」

■売り上げ回復も…飲食店嘆き 海の家も不安

 感染の急拡大に、都内の飲食店からは、困惑の声が上がりました。

 おさかな本舗「たいこ茶屋」・嵯峨完大将:「あー8500人かー。また増えたね。あーいやいやいやいや。まあ、困ったもんだな、こりゃ。非常にこれはもう、不安で仕方がないですね」

 コロナ禍で2割程度まで落ち込んだ売り上げが、ようやく7割程度まで戻ってきたというこの店。感染対策のため、離して配置していたテーブル席をコロナ前の状態に戻すなど、さらなる売り上げ回復に期待をしていました。

 嵯峨大将:「あぁ、このままいってくれればいいなと思っていたんですけれども。ここにきて、また(感染者が)増えておりますんでね。キャンセルが心配ですね。また、時短要請とか、制約が出て参りますとね。これもう、耐えきれないですよね」

 東京都の専門家は、少人数かつ短時間での会食や会食時のマスク着用などを、繰り返し呼び掛ける必要があると指摘しています。

 新型コロナの蔓延(まんえん)から3年。東京からも多くの人が訪れる神奈川県の江の島海水浴場の海の家では、コロナに対する客の意識に変化を感じています。

 アットビーチテラス・藤堂優哉代表:「(消毒のため)『アルコールするの?』っていう声も、結構多いかなと思います。減りも少ないので、アルコールの。結構な量を今年も用意しているんですけど、減っていないので。意識は、だいぶ低くなっているのかなと」

 海に来た解放感からか、大声で騒ぐ海水浴客もいるといいます。

 藤堂代表:「黙食も、減ってはきていますね。あまりにも、大騒ぎをするのに関しては、うちのほうでも、お声掛けをさせて頂いて。注意喚起を促していますね」

 江の島海水浴場では、去年2年ぶりに海の家を開きましたが、地元の神奈川県藤沢市に「緊急事態宣言」が出されたため、途中で営業を打ち切っています。

 今年は3年ぶりに、来月31日までの期間を通して営業したいと考えていますが、客が訪れてくれるのか不安も大きいといいます。

 藤堂代表:「どこかの海で、コロナになっているというのは聞かないんですけど。どうしても皆さん、人が集まっている所には行きたがらないので。非常にそこが心配です」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年7月8日放送分より)

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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