市役所内の男子トイレに『サニタリーボックス』設置…尿漏れに悩む高齢者の声に応える(2022年7月7日)
兵庫県の芦屋市役所の中の男子トイレに6月下旬、“あるもの”が設置されました。
(記者リポート)
「一見普通の男子トイレに見えるのですが、個室を見てみると足元に小さなボックスが置かれています」
女子トイレでは当たり前の存在ですが、男子トイレではまだ馴染みが薄い「サニタリーボックス」です。
(芦屋市総務部用地管財課 柿原浩幸課長)
「尿漏れパッドをされている方が『そういったパッドが捨てにくい』ということで、ほかの自治体では便器に流して、そのまま便器が詰まってしまったという事例もございました。もともと女子トイレには全て設置しておりますので、同様の考え方で男子トイレにも設置することにいたしました」
がんと闘う人や高齢者で悩む人が多い「尿漏れ」。高齢化が一層進む中で、成人用おむつの市場は拡大を続けています。
一方で、男性からは「外出時の処分に困る」という声が高まっていました。そこで、自治体や企業の間でサニタリーボックスを男子トイレに設置する動きが徐々に広がっています。「ヤマダデンキ」でも7月から順次、店舗の男子トイレに設置していくということです。
今回、芦屋市では庁舎内にある男子トイレの個室40室に設置。阪神間の自治体では初めてだといいます。
(67歳の男性)
「僕は大賛成。いままで高齢者(の男性)は悩みがあったと思うよ。でも、袋に入れて持ち帰っていたと思うねんけれども。あったらそこに捨てられる」
芦屋市は、「他の公共施設への設置も検討したい」としています。
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