「つぎ込む時は、とことんつぎ込む」拡大する“メリハリ消費”その実態とは(2022年7月6日)

「つぎ込む時は、とことんつぎ込む」拡大する“メリハリ消費”その実態とは(2022年7月6日)

「つぎ込む時は、とことんつぎ込む」拡大する“メリハリ消費”その実態とは(2022年7月6日)

 物価高で節約志向が高まる一方で、あえて高価な商品を発表する企業が相次いでいます。狙いはズバリ「メリハリ消費」「つぎ込む時は、とことんつぎ込む」。その実態とは一体どんなものなのでしょうか。

 イクラがたっぷり乗った軍艦巻きに、特製のタレに漬け込んだマグロ。そのお値段は…。110円の皿が2枚重なっていて220円です。

 8日金曜日に発売されるのは、高額の新メニュー19種類。その皿には“自慢の寿司ネタ”とともに、コロナ禍で広まった“ある概念”が載っていました。それが…。

 くら寿司・岡本浩之取締役:「お客様のメリハリ消費に対応して、ぜいたくな商品を楽しみたいというお客様のニーズに応えるのが最大の狙い」

 メリハリ消費。それは日用品など日々使うモノを節約する一方で、これまで我慢してきたレジャーや外食にはしっかりつぎ込むという消費者の傾向です。

 くら寿司はそんな消費者の期待に応えるため、“できたてシリーズ”と銘打ち、高額商品を一気に投入しました。

 他にも揚げたてやあぶりたて。まさにでき立ての寿司がレーンを進みます。これまで110円の皿と220円の皿の割合は7:3ほどでしたが、思い切って6:4にするなど、メリハリ消費を意識し、大きくかじを切りました。

 くら寿司・岡本浩之取締役:「今後もお客様ニーズの多様化にメリハリをつけて対応して参ります」

 メリハリ消費は他にも…。

 来店客:「(Q.メロンのかき氷にメロンソーダ)ぜいたくな昼下がりですね」「すごい。メロンパーティー」

 繰り広げられるメロンの宴。こちらの店、6日から“存在感ありすぎ”のメロンパフェを新発売。その価格3600円。巨大なメロンパフェを発売したのは、青森県つがる市のアンテナショップです。

 市、特産のメロンを売り出そうと2019年、アンテナショップをオープンさせました。

 比較的高額なスイーツが多いにもかかわらず、最近の売り上げは好調。

 青森県つがる市運営・果房メロンとロマン広報、神翔太さん:「(オミクロン株がまん延した)1月2月に比べると(売り上げが)1.5倍に伸びている」

 アンテナショップを下支えするのが…。

 来店客:「前よりお金を使うところがなくなっているので、ガツンと。良いものがあればお金を使おうかなって感じになりますね。食事とかおいしいものにお金を使って」

 メリハリ消費に手応えを感じたつがる市は…。

 青森県つがる市運営・果房メロンとロマン広報、神翔太さん:「メリハリをつけて、ちょっと特別な日には多少値段が高くても買ってしまうのかなと個人的にも思います。メロンを通じてつがる市を皆さんに知って頂きたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事