“完全リモート”求人激増 コロナ禍前の11倍…「会社に一度も行ったことない」社員も(2022年7月6日)
「会社に一度も行ったことがない」という“完全リモート社員”が増えています。求人数も増えていて、コロナ禍前と比べると、その数は11倍にも上ります。どんな働き方なのでしょうか?
■新潟から“岡山の会社”に勤務
スタイルプロダクツ・小林さん:「(Q.住まいはどこ?)新潟です」
番組がリモート取材をしたのは、新潟市で妻と子どもの3人で暮らす小林さんです。勤めている会社は、およそ750キロ離れた岡山県倉敷市にある広告のデザイン会社です。
小林さん:「(Q.どういう働き方で、シフトはある?)それは全くなくて。自分たちでマネジメントして、成果を出していく」
去年の11月から、岡山に行くことなく、新潟の自宅でリモートワークをしているといいます。実は、この会社は去年の夏から、「勤務地を問わない求人」として社員を募集していました。
■“ほしい人材”を「全国で募集」
その理由は、“ほしい人材が必ずしも地元で見つかるとは限らない”という思いから、勤務地を問わない求人を始めたのです。
スタイルプロダクツ・守屋将志代表:「Web事業をとにかく強化したいと。このWebスキルを持った人材を探して、今回採用しようと決めていました。そのためには、ローカルで探していては、良い人材に出会えないと感じたので。今回、全国区に広げて、スカウトという形で進めていきました」
■“リモート求人”コロナ禍前の11倍
こうした「リモートワーク」を前提とした求人が今、増えています。
ビズリーチ・酒井哲也取締役副社長:「リモート勤務でもOKだよという求人自体は、大手・地方など問わず、全体的に広がっているのが事実」
転職サイト大手のビズリーチによると、コロナ前の2019年末に比べ、2022年始めの「勤務地を問わない新規求人」の数は、11倍に増えているといいます。
■横浜から“山形の会社”に勤務
勤務地を問わない求人を出す企業は、どのような人材を求めているのでしょうか?
楯の川酒造・川口さん:「(Q.何年創業のどういった企業?)1832年・天保3年創業で、日本酒を山形県酒田市で造ってる会社になります」
200年近い歴史を誇る山形県の企業。酒造会社といえば、その土地でお酒を造るイメージですが、“勤務地不問”とは一体、どのような仕事なのでしょうか?
去年6月に子育てをしながら仕事がしたいと、リモートワークを希望して入社した高梨杏奈さんは、横浜に住んでいます。
楯の川酒造・高梨さん:「(Q.酒造会社のリモートワークとは?)私は、関東地方で広報の担当をしています」
■社員「一度も本社行ったことない」
山形の酒造会社では、これまで地元のスタッフが広報活動や営業を行っていました。
しかし、相手となるメディアや居酒屋の大半が首都圏にあったため、一度の出張で10万円近い費用がかかっていたといいます。
高梨さん:「(Q.今はどういう作業中?)今週出すリリースの作成をしようとしています」
首都圏に住む人材を雇うことで出費も抑えられ、さらに土地勘もあることで、よりスムーズに仕事ができるようになりました。
高梨さん:「(Q.決まった休憩の方法などある?)コーヒーは入れるようにしてます。ボーッとする時間も、大事ですよね」
働き方は自身で考えることができるため、勤務時間内で自由に休憩もできます。仕事の空き時間を使って、家の掃除や洗濯などもでき、子育てにも参加できています。
会社側も、働く側もWin-Winの関係が成り立っているのです。
高梨さん:「(Q.本社に何回くらい行った?)私、実は一度も行ってないんですよ…。秋ごろには、行ける予定ではいるんですけど…」
(「グッド!モーニング」2022年7月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く