「宮崎駿監督の世界観伝える」尾上菊之助 七月大歌舞伎で「風の谷のナウシカ」初上演(2022年7月4日)
宮崎駿監督の原作「風の谷のナウシカ」が舞台化され歌舞伎座で初上演です。
歌舞伎俳優・尾上菊之助さん(44):「宮崎駿監督がお書きになった日本の未来を少し心配しているテーマの『風の谷のナウシカ』がこの2020年代になってまさに1980年代に監督が不安になられていた日本人に対して思っていたことが当てはまってきてしまっている。歌舞伎的な様式は使いつつも監督が大事にされていた世界観をいかにこの現代にお伝えできるかということをテーマに脚本家の皆さん、出演者の皆さんで考えて参りました」
4日から歌舞伎座で開幕する七月大歌舞伎で宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」が舞台化され上演されます。
「風の谷のナウシカ」皇女クシャナを演じる、尾上菊之助さん:「この世界もコロナウイルスということもございましたけれども、ナウシカの世界では『腐界』というものが広がっていきマスクをしなければ人間の肺が腐ってしまう病に侵されるという世界で、また戦争というものも起こっていて狭い土地を人間同士が譲り合うのではなくて狭くなってもなお戦争をして自分の領土を争っている、そこにナウシカが現れてそれぞれの価値観を変えていくというのがこの世界のなかで大事にしていかないといけない」
ナウシカ役に抜擢(ばってき)された中村米吉さんは。
「風の谷のナウシカ」ナウシカを演じる、中村米吉さん(29):「緊張と不安しかないですよ本当に!こんな大きなお役を歌舞伎座でさせて頂けるとは思いもよらないことでしたので、最後には宙乗りもございますしご覧頂いた方が楽しい気持ちで帰って頂けるように自分も楽しむ心を忘れずにナウシカのアニメを観ながらワクワクドキドキ、楽しんだころの心を思い出して努めていきたいと思っております」
「風の谷のナウシカ」皇女クシャナを演じる、尾上菊之助さん:「今現在、『風の谷のナウシカ』をさせて頂くってことが非常に意義のあることだと思って、(4日)の初日を迎えたいと思っております」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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