東部“最後の防衛拠点”陥落か ゼレンスキー大統領は奪還誓う(2022年7月4日)

東部“最後の防衛拠点”陥落か ゼレンスキー大統領は奪還誓う(2022年7月4日)

東部“最後の防衛拠点”陥落か ゼレンスキー大統領は奪還誓う(2022年7月4日)

 ゼレンスキー大統領は東部ルハンシク州の最後の拠点リシチャンシクからウクライナ側が撤退したと明らかにしました。ルハンシク州全域がロシア側に制圧されたことになります。
 
 東部ルハンシク州に残っていたウクライナ軍最後の防衛拠点リシチャンシクに残虐行為で知られるロシア・チェチェン人部隊の姿がありました。

 チェチェン兵:「(Q.これでリシチャンシクは完全に掌握した?)完全掌握だ。町は粛清されている」

 ロシア側が主張するリシチャンシクの完全掌握。

 ゼレンスキー大統領も軍の撤退を認めました。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「我々の司令官はリシチャンシクを含め、敵が優勢な場所から軍を撤退させている。だが戦略と最新鋭兵器の強化によって戻ってくる」

 ロシアの目下の狙いは、ルハンシク州とドネツク州を合わせたドンバス地方の占領。

 ルハンシク州の全域を掌握したなか、ロシアは残るドネツク州での攻勢を強めています。

 スロビャンスク、リャフ市長:「今回のスロビャンスクへの砲撃はここ最近で最も激しいものです。最大15カ所で火災が起き死傷者が多く出ました」

 ドネツク州で防衛にあたるウクライナ兵が見せるのは、西側各国が提供した対戦車兵器。ただ、今必要なのはより長距離を攻撃できる兵器だと言います。

 ウクライナ兵:「(砲撃が)聞こえるでしょうか。私たちが1回撃つ間に、向こうは10回から20回撃ってきます」

 キーウを訪問したオーストラリアのアルバニージー首相との共同記者会見で、ゼレンスキー大統領は改めて各国に軍事支援を呼び掛けました。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「兵器の供給が加速されれば砲撃で優位に立って反撃できる」

 一方、ロシアはハルキウの北側に位置するロシアの町ベルゴロドがウクライナに攻撃され、少なくとも4人が死亡したと主張しています。

 ロシア国防省報道官:「ミサイル攻撃は、わざとロシアの民間人を狙ったものだと強く訴えます」

 ただロシア、先日のショッピングモールなどウクライナでは民間施設を攻撃し続けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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