G7・NATO終え、バイデン大統領は成果強調も…物価高や食糧危機は出口見えず|TBS NEWS DIG
G7=主要7か国とNATO=北大西洋条約機構の首脳会議を終えたアメリカのバイデン大統領は、同盟国の連携の重要性を強調しました。同行したワシントン支局・樫元記者の報告です。
ロシアのウクライナ侵攻という『冷戦終結後最大の危機』を前にバイデン大統領は、同盟の結束の重要性とその成果を強調しました。
バイデン大統領
「世界は大きく変わった。そしてNATOも変化している。今回、我々は同盟を結束させロシアによる欧州への脅威と、法の支配に対する中国の問題の2つに向き合うことができた」
一連のサミットでアメリカは同盟国とともに新たなロシア制裁とウクライナ支援を打ち出し、「唯一の競争相手」と位置づける中国への危機感を共有しました。
北欧2か国のNATO加盟に反対していたトルコに対しては、懸案になっていたF16戦闘機の売却を容認する考えを伝えていたことを会見で明らかにし、反対取り下げの裏にアメリカの影響力があったことを示した形です。
こうした成果の裏でロシアのウクライナ侵攻の結果、世界が直面する物価高やエネルギー調達の混乱、食料危機をめぐっては、対策を打ち出したもののアメリカの力は限定的です。
バイデン大統領
「ガソリン価格の上昇はロシアのせいです。ロシア、ロシア、ロシアです。食料危機の原因もロシアのせいです」
ウクライナ情勢の出口が見えない中、ロシアに打撃を与えながら世界の課題への対応で同盟国をどこまで引っ張っていけるのか。アメリカの戦いも長期戦に入ろうとしています。
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