家計直撃…異例の「再値上げ」ラッシュ 参院選の争点にも(2022年6月30日)
7月10日に投開票が行われる、参院選の争点にもなっている急激な物価高。すでに値上がりした商品を再び値上げする「再値上げ」が続出。販売するスーパーも驚く異例の事態となっています。
また、やってきました。
アキダイ・秋葉弘道社長:「再々値上げ、再々再値上げ、歴史上初だよね」
今年1月に続き、今年2度目の値上げに踏み切る「山崎製パン」。食パンは、来月1日の出荷分から平均で8.7%値上げします。
アキダイ・秋葉弘道社長:「正直言って数年前だったら『珍しい』、最近よくあるんですよ」
他にも、再値上げに踏み切る企業が続出しています。「日本水産」や「マルハニチロ」「日清製粉ウェルナ」「カルビー」などです。
特にピンチなのは朝食。「プリマハム」は、主力のウインナー「香薫」などを再び値上げです。今年2月に200品目を5%から12%値上げしましたが、今年9月納品分から、さらに5%から30%の値上げ。対象もおよそ400品目に拡大します。
今年3月に値上げしたばかりの日本水産もサバの水煮やたらこの瓶詰など、7月納品分から再び値上げします。
なぜ今、再値上げなのか。両社とも「為替の急激な変動」を理由の一つに挙げています。
参院選の焦点にもなっている物価高騰。
消費者:「やっぱりパンとかは買い控えている。自分でホットケーキミックスで作ったりとか」「買っている方も大変だけど、値上げはするけど年金は下がっていくし、生活しづらいよね」
大手3社の家庭用の食用油に関しては、去年から6回目の値上げとなります。
スーパーでは、包装資材も。
アキダイ・秋葉弘道社長:「営業の担当者は『社長すみませんちょっと…』『どうにもならないんですよ…』(値上がりが)尋常じゃないんですよ」
さらに値段が上がったうえで、量が減るものも出てきました。
「キャラメルコーン」「なげわ」おなじみのスナック菓子を平均で10.6%値上げする「東ハト」。内容量も減ります。
8月29日発売分から、5グラム減るキャラメルコーン。1粒およそ1グラムなので、5粒減ってしまうことになります。
この値上げラッシュのなか、狙い目なのは。
アキダイ・秋葉弘道社長:「(オクラ)今月頭からだと158円が78円。ナスも露地物の出始めですごくいいです。とてもおいしいです」「(Q.すごくハリがありそうだが?)ピチピチでしょ!猛暑日がずっと続いていますよね。それで夏野菜が一気に生育が進んだ」
オクラ、なす、いんげん、きゅうり、トマトは3割ほど安いといいます。
しかし、これも今後の天気よってはどうなるか分からず、気が抜けない夏になりそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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