「ドミノ倒しのように」木製の観客席崩落 闘牛場で惨劇 耐久性に問題か コロンビア(2022年6月28日)
伝統行事の最中に客席が崩落。その瞬間をカメラが捉えていました。
コロンビアの中西部にある闘牛場で事故は起きました。
悲鳴とともに3階建ての観客席が突然、崩れ落ちます。
ドローン映像には闘牛場の内側に向かって大きく崩れる客席の様子が…。
多くのけが人と、興奮した牛から逃げ惑う人たちで大パニックです。
負傷した男性:「2階から飛び降りて足と右手首を骨折しました。ドミノ倒しのように客席が全部、地面に落ちたんです」
この事故で少なくとも4人が死亡し、300人以上がけがをしました。
行われていたのは「コラレハ」と呼ばれる人気のお祭り。
一般市民が闘牛に参加し、牛に近付いた距離を競う伝統行事だといいます。
実はコロンビア国内では、これまでにも同じような観客席の崩落事故が相次いでいました。
一体なぜ、事故が起きたのでしょうか。
救急隊員:「8つの客席ブロックが構造的に崩壊しましたが、木でできていることが分かります。それらがドミノのように倒れていったのです」
原因と考えられているのは観客席の耐久性。
その多くが木や竹でできているということです。
8月、次期大統領に就任するペトロ氏は、こうしたイベントの中止を呼び掛けています。
ペトロ次期大統領のツイッターから:「人や動物の死を伴うショーをこれ以上、許可しないよう求めます」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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