G7首脳らがプーチン氏の“裸いじり”? 侵攻後初の動きも…(2022年6月27日)

G7首脳らがプーチン氏の“裸いじり”? 侵攻後初の動きも…(2022年6月27日)

G7首脳らがプーチン氏の“裸いじり”? 侵攻後初の動きも…(2022年6月27日)

 ロシアが猛攻を続けるなか、日本時間の26日夜、ドイツでG7(主要7カ国)首脳会議が開幕しました。27日午後、ウクライナのゼレンスキー大統領が演説を行うとみられています。

 侵攻が長期化し、各国の対応に疲れが出始めたと指摘する声が出るなか、G7としてウクライナにどのようなメッセージを打ち出せるのでしょうか。

 ロシアへの制裁の継続と強化の必要性を訴えた岸田総理大臣。ロシア産の金の輸入を禁止するなど、新たな制裁を表明しました。ロシア産の金については、イギリスがすでに持ち込み禁止を発表しています。

 イギリス、ジョンソン首相:「ロシアの富豪『オリガルヒ』を直接、攻撃し、プーチン政権の資金源を断つ必要がある」

 ロシアを国際金融取引から、さらに孤立させる狙いがあります。

 会議では冗談が飛び出す場面も。イギリスのジョンソン首相がプーチン大統領の“マッチョ”なイメージについて“いじり”ました。

 イギリス、ジョンソン首相:「ジャケットは着る?脱ぐ?脱いでもいいのか?私たちがプーチンよりもタフであることを示さなければならない」

 カナダ、トルドー首相:「素っ裸で乗馬」

 話し合われたのはロシアについてだけではありません。

 岸田総理は中国の動向を念頭に危機感の共有を訴えました。

 岸田総理大臣:「ウクライナは、あすの東アジアかもしれない」

 日本の防衛費を増額していく方針を改めて表明、対中国での連携を呼び掛けたのでした。

 一方の中国は“猛反発”です。中国共産党系新聞の27日の朝刊では、G7首脳たちの写真を使って中国を牽制(けんせい)しようとしているなどと批判的に伝えています。

 また、中国中央テレビは「アメリカを中心とする西側諸国が対立をあおっている」とし、ロシアへの制裁による悪影響を強調しています。

 そんななか、ロシアのプーチン大統領にも“動き”が…。ウクライナ侵攻後、初めて外国を訪問するというのです。中央アジアを訪問するといいます。

 G7サミットが行われるなか、ロシアの国営メディアはプーチン大統領が今週、中央アジアのタジキスタンとトルクメニスタンを訪問すると報じました。

 プーチン大統領のロシア国外への訪問はウクライナ侵攻前の2月4日に中国を訪問して以来です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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