【熱中症へ警戒】 関東など過去最も早い「梅雨明け」 猛暑日に“熱中症”相次ぐ

【熱中症へ警戒】 関東など過去最も早い「梅雨明け」 猛暑日に“熱中症”相次ぐ

【熱中症へ警戒】 関東など過去最も早い「梅雨明け」 猛暑日に“熱中症”相次ぐ

27日、関東甲信地方は過去最も早く梅雨明けし、東京都心は3日連続で猛暑日となりました。連日の危険な暑さに、27日も熱中症とみられる搬送も相次いでいます。

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いよいよ夏本番。27日午後、神奈川県の湘南のビーチでは、来月の海開きを前に多くの家族連れなどの姿が見られました。

気象庁は27日、関東甲信と東海、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表しました。関東甲信では1951年の統計開始以来、最も早い梅雨明けで、平年より22日早く、去年より19日早くなっています。また、梅雨の期間も、21日間と最も短くなりました。

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27日、東京都心では気温が35.7℃まで上がり、3日連続で35℃以上の猛暑日となりました。この猛烈な暑さで警戒が必要なのが「熱中症」です。東京・巣鴨で街の人に話を聞くと――

「あっつい、死にそう。クーラー毎日入れてるわよ、朝から晩まで。熱中症で死んじゃったら、しょうがないしね」

「本当に暑くて、このハンディ-ファンと日傘は絶対持ち歩くようにしています。本当にすごく水分をとるのを大事にしているので、2リットルくらい水持ち歩いたりしてますね」

東京消防庁管内では、27日午後3時までに、12歳から96歳までの男女80人が熱中症の疑いで救急搬送されました。このうち90代以上の男性と70代の女性、80代の女性のあわせて3人が重症だということです。

熱中症の危険性の高さを5段階で表す、環境省の「暑さ指数」によると、27日午後2時時点では、最も高い「危険」を示す「赤色」の地点が関東から西日本にかけて広がり、東京都心でも一時「危険」の表示になりました。「危険」の地点では、「高齢者は安静な状態でも熱中症になる危険性が大きい」とされています。

猛烈な暑さが続く中、埼玉・川越市では25日、94歳の男性が自宅で死亡しているのが見つかりました。男性は熱中症だったとみられています。男性がいた部屋は、扇風機が回っていて窓が開いていたということですが、エアコンは設置されていなかったということです。

気象庁は、記録的に早い梅雨明けで今後も高い気温の日が続くため、外出はなるべく避け、涼しい室内に移動するなど、熱中症への警戒を呼びかけています。
(2022年6月27日放送「news every.」より)

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