【解説】“参加で2000円分”検討 節電の判定基準ってナニ?(2022年6月24日)
政府は、節電に応じてポイントを付与するサービスに参加するだけで、2000円分の付与を検討していると明らかにしました。猛暑が懸念されるなか、節電ポイントの運用が始まります。
問題は、何をもって「節電した」ことになるのか、という点ではないでしょうか。
まず、政府は…。
木原官房副長官:「まずは節電プログラムに参加頂く家庭に2000円相当のポイントを支給を開始し」
それぞれの電力会社がすでに用意している節電プログラムに参加するだけで、政府がポイントを付与することを検討しています。
さらに、実際に節電すれば、電力会社が付与するポイントに政府がポイントを上乗せする方針。
例えば、東京ガスの場合…。
節電を求める時間がメールで通知されます。その時間に節電をするとポイントがもらえるという仕組みです。
では、「節電したかどうか」をどのように判定するのか。
基準は、それぞれの家庭の標準的な電力使用量。
経済部・延増惇:「例えばきょう、節電のお願いが出たとします。節電のお願いが出る前の平日の5日間のうち、使用量が多い上位4日間の平均値、これに比べてどれくらい節電したかポイントが付与される仕組みなんです」
しかし、これからますます暑くなる季節です。
この先、直近の数日間よりも電力使用を控えることは果たしてできるのでしょうか。
24日から「でんき予報」をスタートさせた経済産業省は…。
資源エネルギー庁電力供給室・迫田英晴室長:「必要に応じてエアコンの利用などを通じて、熱中症にならないように気をつけて頂きたい」
節電を呼び掛ける一方で、エアコンの使用は控えるな、といいます。
アクセルとブレーキのバランスを、どのように考えているのでしょうか。
経済部・延増惇:「最近は政府の内外から、節電をあまりにもあおりすぎて皆、冷房のスイッチ切ってしまって、熱中症が相次いだらどうするんだという懸念の声が相次いでいて、政府は不要な照明を消すなど節電への協力をお願いしますといった具合に、冷房についてはあまり言及しないでおこうという雰囲気になっています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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