「とにかく暑い」全国各地で“猛暑日”続出 新潟で37℃“記録的暑さ”(2022年6月24日)
24日は各地で気温が急上昇しました。猛暑日を記録する地点が続出しています。熱中症の疑いでの搬送者も相次いでいて、より一層の警戒が必要です。
ただ暑いだけじゃない。気温の上昇スピードが早すぎて、朝から悲鳴にも似た声が上がっていました。
散歩中の人:「暑い、とにかく暑い。今までで最高じゃないですか。朝の気温の上がり方は」
川沿いでアユ釣りに興じる子供たち。水分補給が欠かせません。
今月19日に震度6弱を観測した石川県珠洲市では、ボランティアの力も借りて復旧作業が急ピッチで行われています。
珠洲市も30度を超え、蒸し暑さが作業にこたえます。
あじさいが見頃を迎えている、新潟県上越市。午前中で早くも35度の猛暑日に達し、最高気温が37.0度と6月としては記録的な暑さ。
散歩中の人:「毎年暑いので勘弁してほしい。電気代とかも上がっているので。うちはペットもいるので(エアコン)フル稼働で」
ちなみに24日、全国一の暑さとなったのは新潟県十日町市でした。
涼を呼び込む打ち水ではなく、海開きを直前に控えた海水浴場で海の家など関係者が集まった防災訓練です。
海の家関係者:「コロナで2年間は全然、お客様も来られない状態だったので、お客様自体もすごく楽しみにしていると思うので、頑張っていきたいなと思っています。厨房(ちゅうぼう)は地獄です。釜ゆで状態で皆クラクラしながら働いている」
特に危険な暑さとなっているのは日本海側や瀬戸内海の沿岸地域で、35度以上の猛暑日を示す「ピンク色」が午後3時時点で全国39地点に上っています。
また、沖縄から東北地方の南部にかけて「赤色」で示した真夏日も続出。
連日、最高気温が30度を超える富山県では23日、52歳の男性が路上で倒れているのが見つかり救急搬送されましたが、亡くなったことが分かりました。
また、神戸市の小学校でも体育の授業中に児童4人が熱中症とみられる症状を訴え、病院に搬送されたということです。
近畿地方では、兵庫県豊岡市で今シーズン初の猛暑日となったほか、奈良市、大阪市、京都市でも軒並み30度を超えて広い範囲で厳しい暑さとなりました。
「梅雨の中休み」とでも言うのでしょうか。睡眠も取れず困っている人も…。
女性:「全く眠れなくて、目が覚めて。この子も汗だくなんで、“ひんやりマット”とか敷いて真夏の対策しています」
取材中、スタッフに逆質問。
女性:「梅雨ってもう明けました?」「(Q.まだです)まだなんですね。じゃあ、これからもっと暑くなります?蒸し暑いですよね。暑いっていうか、湿度が」「(Q.マスクの中の汗とか?)大洪水です」
大阪管区気象台によりますと、近畿地方では23日夜から24日朝にかけて気温が25度を下回らず、今年初の熱帯夜となりました。
さらに、24日夜も西日本などで気温が下がりにくく、寝苦しい夜となる見込みです。
熱中症対策のためエアコンを利用する機会が増える一方、電力不足への懸念も…。
電力需要が増加する夏に向けて政府は24日から、1週間の需給見通しを知らせる「でんき予報」をスタート。
東日本大震災後に整備された仕組みで、不要な照明を消すなど無理のない範囲で節電への協力を呼び掛けています。
真夏日となった東京。
ウェディングフォトを撮った人もいました。ただ、涼しく着こなしていますが、着物の下は汗だくです。
新郎・新婦:「むちゃくちゃ暑かった」
新婦:「夏にきょうで慣れた気がします」「(Q.乗り越えた?)乗り越えました。頑張れそうです」
街の人:「早く梅雨明けを望むところで気温がやっぱり涼しくならないと身体も参ってしまうので、バカヤローって感じ、天気のバカヤロー」
関東有数の暑さ処、埼玉県熊谷市。
街の人:「異常ですよ。まだ梅雨の時期よね、普通」
熊谷市民でさえ驚く、まるで梅雨明けのような暑さ。
消防によりますと、山梨県で高校生16人が熱中症の疑いで病院に搬送されたということです。
関東でも体温並みの気温となり、熱中症のリスクが高まっています。
政府は、無理のない範囲の節電を呼び掛けます。
また、資源エネルギー庁では家庭でできる効果的な節電方法を公開。
例えば、エアコンの設定を27度から1度上げるだけで年間820円、トイレの便座を使わない間だけふたを閉めると年間940円の節約になるとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く