「核兵器というのは次元が違った爆弾なんです」体験語る被爆者たち 核保有国批准なら「10年以内に廃棄」 核禁条約締約国会議|TBS NEWS DIG
オーストリアで行われている核兵器禁止条約の締約国会議は、核保有国が批准すれば「10年以内に核兵器を廃棄しなければならない」と決めました。会議の会場の中では、自らの体験を知ってもらおうと被爆者らが活動を続けています。
きょう最終日を迎える核兵器禁止条約の締約国会議。きのうの2日目の会合で「核保有国が条約を批准した場合、10年以内に核兵器を廃棄しなければならない」と決めました。
しかし、条約にはアメリカやロシアなど核保有国は参加しておらず、被爆国の日本も参加していません。日本は締約国会議へのオブザーバー参加も見送っていますが、会議の会場では被爆者らが活動を続けています。
広島の被爆者、家島昌志さん。
大学生らが主催するイベントに参加し被爆体験を語りました。
家島昌志さん
「1942年に広島で生まれ、いま80歳です」
家島さんは、3歳のときに爆心地から2.5キロの自宅で被爆しました。
仕事を退職したあと、「社会への恩返しをしたい」と被爆者運動に関わり、父親から聞いた被爆体験などを元に国内だけでなく、アメリカやイギリス・フランスなどで核兵器の恐ろしさを訴えてきました。
「今回が最後の海外での活動」と話す家島さん。
若者へ向ける言葉にも熱がこもります。
家島昌志さん
「核兵器というのは次元が違った爆弾なんです。したがって、絶対に使ってはならない兵器」
80歳になった家島さんは5年前に甲状腺ガンの手術を行い、原爆症と認定されました。被爆から何十年たっても放射線は被爆者の身体をむしばみ続けます。
参加者
「(核兵器の)人道的な影響について色々と考えさせられました」
家島さんは、若い人たちが核兵器廃絶に取り組むことは希望の光だといいます。
家島昌志さん
「核廃絶というのは、そう簡単に成し遂げられる道じゃないから、あなたがたが中心になってバトンタッチして、ことを成し遂げてほしいというのは、伝わったと思います」
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