オミクロン拡大 30都道府県に 各地で増加「8000件」相談も(2022年1月4日)
新型コロナウイルスの新規陽性者は東京で151人、大阪で124人など、各地で感染が拡大し、オミクロン株の感染も広がっています。
全国で感染が再び広がり始めています。
4日は北海道でも初めてオミクロン株への感染が確認されました。
北海道・鈴木直道知事：「札幌市においてオミクロン株の陽性者が1人確認されました。関西方面にお住まいの方です。40代男性。札幌の方に帰省で来られた」
40代の男性は札幌に来た後、陽性となった知人から連絡を受け、自ら検査を受けました。
奈良県では初めてオミクロン株の市中感染が疑われる事例が発生しました。
奈良県・荒井正吾知事：「5例のオミクロン株です。そのうち海外渡航歴のある人は5例目の人だけです」
3日に確認されたオミクロン株への感染者のうち海外渡航歴のある人は1人だけ。
1人は家庭内で感染したとみられていますが、残る3人の感染経路は分かっていません。
やはり、オミクロン株が広がりつつある東京の新規感染者は151人。3日に続き100人超えとなりました。
東京より深刻な状況にあるのが沖縄です。
沖縄県・玉城デニー知事：「県としてはもはや第6波に突入したものと認識しています」
4日、新たに確認された感染者は225人。200人を超えるのは去年9月以来です。
沖縄県・玉城デニー知事：「（感染）拡大の要因としては急速なオミクロン株への置き換わりがあります。基地関係者を中心に確認されていたオミクロン株ですが、現在、市中でも感染が確認されており、国立感染症研究所の調査によれば、12月30日時点の直近5日間でオミクロン株が疑われる症例の占める割合は15％から97％に上昇しています」
山口県では4日新たに79人の感染が確認されましたが、うち62人はアメリカ軍基地のある岩国市に在住しています。
夜間や休日の往診などを行うファストドクターによると、この年末年始、相談件数が増加したと言います。
ファストドクター代表・菊池亮医師：「6日間で8000件くらいに及びました。数としてはかなり多かったかなと実感しています。陽性率は間違いなく上がってきているというところで注意が必要だと思っています」
岸田総理大臣は年頭の会見で・・・。
岸田文雄総理大臣：「水際対策の骨格は維持しつつも国内における予防、検査、早期治療の枠組みを一層強化し、オミクロン対策の重点を国内対策へとうつす準備を始めます」
また現在、オミクロン株の陽性者は全員入院を原則としていますが、岸田総理は自宅や宿泊療養もできるよう運用を見直すとしています。
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