【横領】町立病院の職員「アイドルのコンサートに…」三重・南伊勢町
三重県南伊勢町で、町立病院に勤務する38歳の男性職員が、約1億5000万円を着服していたことが分かりました。着服した大金は「アイドルと会い、グッズを購入する費用などで使った」といいます。また、男性職員による“横領”は今回だけではありませんでした。
◇
三重県南伊勢町で、“横領行為”が発覚しました。
町民
「怒りですよね。怒りしかないですよね。そんな大事なお金をね。きっちりとお金のことだから、やっていただきたい」
三重県南伊勢町 上村久仁町長
「職員から『1億5000万円余りを着服した』。また、それは『複数年にわたるものである』との告白があった」
町立南伊勢病院で勤務する38歳の男性職員が、約1億5000万円を着服していたというのです。2019年から病院で会計業務を担当していた男性職員は、患者が窓口で支払った医療費の着服や、病院の口座から金を引き出すなどの行為を繰り返していたといいます。
発覚のきっかけは、病院の決算書に不明点が見つかったことです。
三重県南伊勢町 上村久仁町長
「説明できない数値が散見されたため、詳細な確認を進める中で、6月7日に使途不明金が発見されました」
その後、町が問いただしたところ、着服を認めたということです。
1億5000万円もの大金の使い道について、男性職員は「アイドルのコンサートに行くための費用や、ゲームの課金に使った」とアイドルと会い、
グッズを購入する費用などで使ったと説明しているといいます。
また、男性職員による“横領”は今回だけではなく、病院に勤務する前に在籍していた町の上下水道課でも、架空の伝票処理をするなどして着服していたということです。
町民からは、“怒りの声”があがりました。
町民
「もうちょっと、普通じゃ考えられんなって感じですね。金額的にも年数もなんで(町は)もっとはよ気付かんかったんやろ」
複数年にわたって行われた“横領行為”に、男性職員は「すべて自分がやったことなので、お返ししたいと考えている」と返済の意思を示し、現時点で100万円ほど返したということです。
三重県南伊勢町 上村久仁町長
「長きにわたって繰り返されたことに対しまして、行政を預かるものとして反省しております」
町は全容の解明を進め、調査が整い次第、刑事告訴をする予定だということです。
(2022年6月21日放送「news every.」より)
#三重県 #着服 #町立病院 #日テレ #newsevery #ニュース
◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/Tk3GSUK
Instagram https://ift.tt/1JpAiSD
TikTok https://ift.tt/hI0kVR9
Twitter https://twitter.com/news24ntv
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp
コメントを書く