弁護側「孤独であり援助の環境なかった」と主張…ウトロ地区放火 男に懲役4年を求刑(2022年6月21日)

弁護側「孤独であり援助の環境なかった」と主張…ウトロ地区放火 男に懲役4年を求刑(2022年6月21日)

弁護側「孤独であり援助の環境なかった」と主張…ウトロ地区放火 男に懲役4年を求刑(2022年6月21日)

在日コリアンらが多く住む京都府宇治市のウトロ地区で空き家に放火した罪などに問われている男に、検察は懲役4年を求刑しました。

 奈良県桜井市の無職・有本匠吾被告(22)は去年8月、在日コリアンらが多く住む宇治市伊勢田町のウトロ地区で空き家など7棟を燃やした罪などに問われています。この事件で、ウトロ地区の歴史を伝える平和祈念館に展示予定だった看板など約40点が焼失しました。

 有本被告は起訴内容を認め「展示を阻止することで過去のウトロ地区の歴史問題を世に知ってもらいたかった」などと述べていました。

 6月21日の裁判で検察は「一方的な嫌悪感から放火し、身勝手極まりなく釈明の余地がない犯行だ」などとして有本被告に懲役4年を求刑しました。一方、弁護側は「(被告は)孤独であり援助の環境がなかった」と情状酌量を求めました。

 判決は8月30日です。

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