「スマホショルダー」人気爆発 各世代で流行の理由・・・“手ぶら女子”に「すごい需要」(2022年6月21日)

「スマホショルダー」人気爆発 各世代で流行の理由・・・“手ぶら女子”に「すごい需要」(2022年6月21日)

「スマホショルダー」人気爆発 各世代で流行の理由・・・“手ぶら女子”に「すごい需要」(2022年6月21日)

 若者の間で今、劇的に流行しているというのが、スマートフォンのストラップです。取材を進めてみると、若い世代だけではなく、全世代に共通する大きなトレンドが見えてきました。

■1カ月で“3万本”・・・昨年比で売り上げ“2倍”

 フルーツあめに、カラフルで大きいレインボー綿あめ。いつの時代も、流行を発信してきた若者の街・原宿の竹下通りに、異変が起きていました。

 目立つのは、スマートフォンを斜め掛けしている女性。定点カメラで観測してみると、なんとわずか10分の間に、16人もスマホの斜め掛けをしている人を確認。この「スマホショルダー」を使っている人が今、爆発的に増えています。

 さらに、SNSのインスタグラムで、スマホの斜め掛け=「#スマホショルダー」と検索すると、およそ2万件もの投稿がありました。

 スマホショルダーとは、一体・・・?販売店を訪ねてみました。

 スピンズ広報・弓削七星さん:「こちらが、モバイル用ショルダーのコーナー。すごく、今売れております」

 若い世代に人気のこの店では、1カ月でスマホショルダーのストラップが3万本ほど売れていて、去年に比べて売り上げは2倍になっているといいます。

 スピンズ広報・弓削七星さん:「シンプルな色味のデザインや、少しガーリーな洋服を着る方はパール。はやりのビーズだったり。ファッションに合わせて選べる」

 パールやチェーン、ビーズなど材質は様々。価格も700円ほどからと、お手頃です。

 しかし、なぜ、流行しているのでしょうか?あらゆる世代で人気となっているのには、理由がありました。

■流行の理由 若者に聞いてみると・・・?

 若者の街・原宿では、とにかく便利と評判です!

 街の人:「手に持っていると、邪魔になるので。楽ですね。地図(アプリ)を見る時、すぐ取り出さないといけないから」「携帯なくしてしまうので、着けてます。落とさないように」

 スマートフォンでお会計ができたり、電車に乗れたりする今の時代。スマホをバッグから出し入れせずにパッと使えて、なくしたり、どこに置いたか忘れたりする心配もないといいます。

 さらに、多かったのが「服の差し色に使いやすい」という意見です。

 ずばり、ファッション性!服の差し色以外にも、小さなバッグを持っている感覚として、ファッションに取り入れられるそうです。

 街の人:「バッグを持ってる感じ。かわいいかなって思います」

 さらに、女性もののジャケットやズボンには、今のスマホは大きすぎて重く、シルエットが崩れてしまったり、膨らんでしまったりするのを解消!スタイルアップできるそうです。

 街の人:「(ポケット)付いてるんですけど、かさばりたくなくて」「ポケットに入れたら、少し重くなって、バランスが良くない。ちょっとダサいので。あまり(ポケットに)入れたくない」

■流行の理由 ビジネスシーンでは・・・?

 職場でも、スマホショルダーをおしゃれに使っている女性がいました。

 オンラインショップでバイヤーをしている平山佳菜さんは、去年10月からの愛用者。なんと、オフィスシーンでも使えるストラップがあれば「売れる」と確信し、商品を企画・開発しました。

 アンジェ web shop・平山佳菜さん:「想像以上に売れていて。3回再販して、即完売」

 去年12月に販売開始となったのが、牛革を使ったスマホショルダー。少し値は張りますが、上品な質感から職場などでも使いやすいと好評で、完売と再販が3度、繰り返される大人気商品になりました。

 アンジェ web shop・平山佳菜さん:「打ち合わせなど、オフィス内の移動があるので。パソコンや資料、飲み物を持って移動する時、手ぶらで移動できるのが便利」

 平山さんの仕事の様子を見せてもらうと、スマートフォンをぶらさげることで、両手が塞がる移動中なども、快適に過ごせていました。

■流行の理由 子育て世代でも!

 子育て世代ならではの意見もあります。

 街の人:「斜め掛けして、そのまま持って出る。子どもの送迎とかするのに、カバン持って出掛けるのが、少し面倒なのと。車に乗る時も便利」「ずーっと、家の中でもしてます。手が空いてないと、子どもを抱っこしたり、手をつかんだりできない」

 子どもを抱きかかえたり、すぐに写真を撮ったりすることができるようになったと、子育て世代も大絶賛です。

■男性も・・・「携帯を落とさないよう」

 取材の中で身に着けていたのは、ほとんどが女性でしたが、中には、男性もいました。

 街の人:「携帯を落とさないよう、背負おうと思いました。仕事の時は、現場仕事なので、外すんですけど。それ以外は、なるべ背負ってます。周りにいないですね。オンリーワン的な。はやります」

 この流れは、さらに加速していました。

 スピンズ広報・弓削七星さん:「すごい変化だと思います。今の若い子たちは、とにかく手ぶら」

■流行の理由 “手ぶら”の人気

 若い世代の中で進んでいるという「手ぶら化」。渋谷109の中にある、アパレルショップでは、手ぶらを好む若者の需要から、スマホショルダーのコーナーとは別に、「手ぶらコーナー」と題して、両手を空けるためのグッズを販売。売れているというのです。

 スピンズ広報 弓削七星さん:「こちらが『手ぶらコンテンツ』コーナー。今、若い子たちからすごい需要がある」

 すぐ取り出せると便利なコインケースや、イヤホンを入れるキーホルダーなどが置かれていて、スマホショルダーと併せて使うそうです。

 実際、街には、手ぶら女子の姿がありました。この女性は、ズボンに紫色の手ぶらグッズをぶら下げています。

 街の人:「小さいリップクリーム入れたりします。リュック背負うよりオシャレ。ワンポイントとして良い」「家のカギだけ入ってます」「(Q.これは何ですか?)定期(券)とカギです」「手が空くから、楽だし。チェーンがかわいくないですか?」

 スピンズ広報・弓削七星さん:「手ぶら女子、増えると思います。普通に当たり前になってくる時代が来るのではないか」

 流行の最先端を行く“手ぶら女子”。今後、さらに増えていくかもしれません。

(「グッド!モーニング」2022年6月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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