「中古エアコン」物価高で人気 “半額以下”“年式浅い”掘り出し物も(2022年6月21日)
20日は東京都心で30度超えの真夏日となりました。この時期に欠かせないのが「エアコン」です。今年は「中古エアコン」に人気が集まっています。その現場を取材しました。
■都心で真夏日「ムシムシ暑い」
梅雨の中休みが続くなか、20日に東京都心では、最高気温30.3度を観測。先月29日以来、およそ3週間ぶりの真夏日です。
一方、ひと足早く梅雨明けしたのが、沖縄。平年より1日早く、去年より13日早い梅雨明けとなりました。
■エアコン取り付け業者「一日で7件」
目の前まで迫っている夏の到来。暑くなるにつれ、使う機会が増えるのが、エアコンの撤去や取り付けの依頼です。
合同会社GMS・道下出海代表：「きょうは一日で7件ですね。今週の予約がこんな感じ。7月の11日が最後の予約です」
依頼者・香住純平さん：「年式見ると2004年と、だいぶ古くなって効きも悪くなってきたので、替えたいなと」
合同会社GMS・道下出海代表：「夏になると業者さんが早く工事に来てくれなかったり、（故障時）来てくれないと熱帯夜で過ごさないといけないと思う人は、早め早めの行動で買い替えていますね」
古いエアコンを手際よく外し、新しいエアコンの取り付け作業をします。
依頼者・香住純平さん：「家電量販店なども見に行ったが、ネットで（エアコンを）買って業者さんに付けてもらうほうが安かったので、今回はそういうふうにしました」
電気代の高騰も、買い替えを決意するきっかけになりました。
依頼者・香住純平さん：「一番高い月で、このくらいの金額になってました」
暖房シーズンの2月は、電気代だけで1万4822円です。エアコンをあまり使わなかった先月とは、およそ9000円の差があります。
依頼者・香住純平さん：「2000円とか、月に変わっても結構大きい。（電気代が減ると）すごくいいですね」
■中古エアコン「設置の3割」
連日、大忙しのエアコンの取り付け作業。今年は例年と違い、“ある依頼”が多いといいます。
合同会社GMS・道下出海代表：「7割くらいが新品の客で、中古は3割くらい。今年は特別、中古のエアコンが多かった」
大手リサイクルショップ「トレジャー・ファクトリー」の物流センターには、関東各地の店舗で買い取ったリサイクル品が集められていて、その数は大きいものだけでも、およそ400に上ります。
トレジャー・ファクトリー物流センター 中村秀紀さん：「エアコンなどをメンテナンスし、各拠点に出荷しているゾーン」
リサイクルのエアコンは、分解して一つひとつ丁寧にクリーニングしします。メンテナンスが終わったエアコンを見てみると、とてもきれいです。
トレジャー・ファクトリー物流センター 中村秀紀さん：「ホコリ一つない状態で、気持ち良く使って頂けるかなと」
■半額以下も・・・物価高で人気
こうしてよみがえった中古エアコンは店頭へ並びます。
トレジャー・ファクトリー 小沢稔和マネージャー：「中古だと、半額以下で購入できる商品もありますので。中古品に対する注目度は高い」
トレジャー・ファクトリーの先月の中古エアコン販売台数は、去年の同じ月と比べて30％増加。その背景にあるのが、上海のロックダウンや半導体不足による新品の品薄です。
トレジャー・ファクトリー 小沢稔和マネージャー：「仕入れの強化も行ってきたので。今年は（売り場を）拡張しています」
数ある中古エアコンの中でも、今、人気だというのが・・・。
トレジャー・ファクトリー 小沢稔和マネージャー：「価格もリーズナブルで、6畳から8畳用サイズが人気。書斎でリモートワークする方とか、プラスで1台設置するのに、ちょうどいいサイズ」
この時期、量販店で買うと、設置まで時間がかかる場合もありますが、中古エアコンはその日に持ち帰ることができるのも、利点の一つだということです。
比較的新型の商品も、引っ越しなどにより、店頭に並ぶケースが多いということです。
（「グッド！モーニング」2022年6月21日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
