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「もう少し手厚くしてくれても」観光地からは戸惑いの声も・・・新たな旅行支援策を発表(2022年6月17日)
この夏に向け、『GoToトラベル』とも違う、県民割でもない新たな旅行支援策『全国旅行支援』が始まります。
これまで旅行代金の割引は、1泊あたり最大5000円でしたが、公共交通機関での移動を含む旅行商品は最大8000円に拡大します。また、土日に旅行客が集中するのを避けるため、地域で使えるクーポン券は平日の方がお得です。
山梨県笛吹市にある観光農園。予約状況はコロナ前に比べると、6割程度にとどまっているといいます。今回の支援策について、こう話します。
見晴し園・前島晴信営業部長:「もうちょっとバックアップしてほしい。もう少し手厚くしてくれてもいいのではないかというのが正直なところ」
こちらは、自家用車で訪れる日帰り客が大半で、宿泊付きのバスツアーで訪れる人はほとんどいません。公共交通機関を利用する旅行商品の割引が優遇されれば、もっと遠い観光地に客が流れてしまうのではないかとの懸念もあります。
見晴し園・前島晴信営業部長:「遠くに行かれちゃうと、山梨、通りすぎちゃうので、条件を緩くしていただいて、もっとみんなで旅行に行こうよという形にしてほしい」
一方で政府は、全国旅行支援について、これまでの支援策との違いをアピールしています。
斉藤国土交通大臣:「地域の感染状況に応じた運用が可能。『わが県は来てほしくない』という場合は尊重される。ここがGoToと違うところ」
全国からの旅行客を受け入れるかどうかは、都道府県の判断に委ねられます。県民割とも違い、支援の水準は全国一律です。
観光庁・和田長官:「もっと地方に行ってほしい。いまの旅行の傾向が近場中心。鉄道、バス、飛行機などの交通付き商品は上限額を上げていきたいと申し上げていたので、今回は、その点について配慮した」
全国旅行支援は、7月前半から始まって、延長する可能性はあるものの、ひとまず8月末まで。ただし、最繁忙期は支援を受けられない形となりそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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