ふるさと納税の額が82倍に!家庭用シェア1位『マッサージチェア』で大成功した町(2022年6月14日)

ふるさと納税の額が82倍に!家庭用シェア1位『マッサージチェア』で大成功した町(2022年6月14日)

ふるさと納税の額が82倍に!家庭用シェア1位『マッサージチェア』で大成功した町(2022年6月14日)

ふるさと納税制度において『前年の82倍』という大幅な成長を達成した自治体を取材しました。

 それは大阪府の南東部に位置する太子町。町内の工場にふるさと納税に大きく貢献した返礼品があるといいます。それが家庭用シェア全国1位「フジ医療器」のマッサージチェアです。

 4つの揉み玉が首筋からお尻までを幅広くマッサージ。腕や足もエアーバッグで圧迫してくれます。このマッサージチェアはふるさと納税で太子町に61万6000円を寄付すれば返礼品としてもらえるのです。

 (フジ医療器マーケティング部 百目崇部長)
 「(太子町と)何とかお互い地域に貢献できる何かができないかということを話し合った結果、まずはふるさと納税の返礼品として当社を選定していただいたという形で始まりました」

 その効果はというと…。

 (太子町 田中祐二町長)
 「80倍を超えるという形になって大変喜んでいる。2020年度が大阪府下で恥ずかしながら最下位ということで、130万円くらいの寄付額しかなかった。(2021年度は)一気に1億1000万円を超える寄付をいただいた。うれしい、驚きです」

 なんとふるさと納税の額が、2020年度は135万円だったのが、2021年度は約82倍の約1億1200万円になる見込みだというのです。寄付金額150万円のマッサージチェアに15件、61万円のマッサージチェアに60件など、フジ医療器の商品を返礼品とする寄付が全体の9割を占めたということです。人口約1万3000人で少子高齢化が進む太子町にとってはうれしい収入増です。

 (太子町 田中祐二町長)
 「なかなか自主財源の確保が難しいという状況なんですけれども、町の活性化とかいろんな課題に対して柔軟に使わせていただくことができるということで、本当に町にとってありがたい金額であるというふうに思っております」

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