危険水位到達前でも予想にもとづき「氾濫危険情報」発表 きょうから運用開始|TBS NEWS DIG
台風や集中豪雨による河川の氾濫への備えが、改めて見直されています。国交省と気象庁は、大雨による河川の氾濫に関する情報発信について新たな運用を始めました。命を守るため、私たちはどのように行動すればよいのでしょうか?
2019年10月、台風19号によって氾濫した川崎市内の多摩川の様子です。
河川の氾濫による被害は想定を超え、対策の必要性を浮き彫りにしました。
多摩川付近の住民
「(当時は台風で水位が)あがってくる感じ。野球練習場が徐々になくなっていく」
河川が、いつ氾濫してもおかしくない場合に発表される「氾濫危険情報」。
5段階の大雨警戒レベルの「レベル4」に相当し、地域の住民に市町村が「避難指示」を出す目安とされます。
この「氾濫危険情報」を発表する基準となっているのが、橋の近くなど見えやすいところに設置されている、水位を表す目盛りと「氾濫危険水位」と書かれた赤い矢印です。
多摩川付近の住民
「台風が来ると水位とか気になって、自分の家のベランダからしょっちゅう覗きます」
国交省と気象庁は、13日からこの発表基準を新しくました。
どう変わったのかというと・・・
記者
「これまでは、あちらに見えます、氾濫危険水位に達した場合に氾濫危険情報が出されていましたが、これからは、3時間以内に氾濫する可能性がある水位に達すると予測される場合にも、出されることになります」
基準の高さに達していなくても、3時間以内に氾濫する「可能性のある水位」に達する見通しとなった場合にも発表されることになったのです。
多摩川付近の住民
「安心ですよね。とりあえず避難できるかな、3時間くらいあれば」
多摩川付近の住民
「早くそうしてほしかったですね。地震もそうなんですけど、速報が出ても大したことない時もあるじゃないですか。それでも良いから 事前に知らせてもらいたい。避難する準備ができたりとか、うちの中で守れるものがあれば守って」
ここのところ、天気の急変が続いている日本列島。
これから本格的な雨のシーズンを迎えるのを前に、従来よりも早いタイミングで警戒を呼びかけられる可能性があるということで、国交省や気象庁は「時間を有効につかって避難など、安全を守るための適切な行動をとってほしい」としています。
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