外国人観光客“再開”へ 「浅草に賑わい再び」芸者さんも奮闘(2022年6月5日)

外国人観光客“再開”へ 「浅草に賑わい再び」芸者さんも奮闘(2022年6月5日)

外国人観光客“再開”へ 「浅草に賑わい再び」芸者さんも奮闘(2022年6月5日)

 添乗員付きのパッケージツアーに限られているものの、10日から外国人観光客が再び日本を訪れることができるようになります。コロナ前の活気を取り戻せるのか、東京・浅草の取り組みです。

 国内で4種類目となるワクチンの接種が各地で進んでいます。

 アメリカのノババックス社が開発し、日本の武田薬品工業が製造するワクチン。頭痛や発熱などの副反応がファイザーやモデルナよりも少ないとされています。

 東京都の新規感染者は5日、1584人。前の週の同じ曜日を23日連続で下回っています。

 10日からは外国人観光客の受け入れが2年ぶりに再開されます。

 5日、観光地の浅草では仕事などで滞在中の外国人たちの姿が。熱心に撮影しているのは「振袖さん」と呼ばれる芸者の笑海さんです。

 外国人客獲得に向け、新たな挑戦へ動き出しています。

 コロナ禍前は旅館の仲居をしていたという笑海さん。今後、ツアーガイドを務めることになり、今回、初めての案内役に。

 3年前には年間3100万人以上もの外国人観光客が来日。浅草にもツアー客などが連日、押し寄せていました。

 あのころのにぎわいが戻ることを期待しています。

 コロナ禍で大きな打撃を受けた伝統芸能。今は浅草の老舗そば店の座敷を借り、定額制で気軽に利用できる「CHAYA」を週2回、開いています。

 プロのクリエーターに依頼し、プロモーション映像を制作。

 「浅草振袖ツアー」を手掛けるのは地元の観光企画会社です。

 さらに、浅草では若い世代が中心となり、街の所や名店を紹介する動きも。

 5日は老舗の天ぷら店で「ミス浅草ジェニック」の2人が名物の天丼を紹介する様子をプロのクリエーターが撮影。

 商店主たちと協力して映像発信を進めているのは、浅草で飲食店を運営する雑賀重昭さんです。その狙いは・・・。

 飲食店を運営、株式会社浅草・雑賀重昭専務:「海外の人たちに寄せていく街づくりではなく僕らが好きな街を世界に向けて発信したい。老舗だけでなく新しく一緒に浅草を盛り上げたいと言ってくれている店の人もたくさんいるので、うまく手を取り合って街を盛り上げていけたらなと」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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