「スシロー」9割の店舗で違反 ウニやカニで「おとり広告」 (2022年6月9日)

「スシロー」9割の店舗で違反 ウニやカニで「おとり広告」 (2022年6月9日)

「スシロー」9割の店舗で違反 ウニやカニで「おとり広告」 (2022年6月9日)

 回転ずしチェーン「スシロー」に再発防止命令です。消費者庁は、スシローがCMなどで宣伝していたウニやカニを十分に提供できなかったのは「おとり広告」にあたると判断しました。

 スシローのTwitter:「新物濃厚うに包みが税込110円で登場」
 
 これは回転すしチェーンの「スシロー」が去年ツイッターに投稿した期間限定キャンペーンの告知です。

 去年の9月に3週間にわたって行う予定だと宣伝していましたが、実際は・・・。

 公正取引委員会:「当時からスシローに対し、苦情などが上がってきていた。『店に行ったら、きょうはなくて週末なら提供できると言われた』『TVコマーシャルで宣伝しているのに品切れで不満である』『販売されていないならTVコマーシャルはやめるべきだ』。表示通りにこれらの料理を提供していなかったということから、これらの表示が景品表示法で禁止されている、いわゆる『おとり広告』にあたる」

 「おとり広告」とは商品を買うことができないにもかかわらず、購入できると誤認する恐れがある広告のこと。

 スシローは去年の9月から12月にかけて、全国およそ600の店舗でカニやウニのキャンペーンを3回実施しました。

 しかし、9割の店で終日提供できない日が一日以上あったにもかかわらず、テレビCMや自社のWEBサイトなどで掲載し続けていたといいます。

 なぜ、予定通りにキャンペーン商品の提供ができなかっのでしょうか。

 公正取引委員会:「具材のウニはキャンペーン期間の途中で足りなくなる可能性もあると判断したため、キャンペーン期間中の一定期間の提供を取りやめることを社内で決定した」

 去年11月末からのカニのキャンペーンでは、初日から提供できない店もありました。スシローはキャンペーン中に予想を超える人気で在庫が不足することを予見し、商品の提供は中止したものの、HPや店頭などでの広告は停止しませんでした。

 公正取引委員会:「シェアが第一位である。この行為が一般消費者に与えた影響は非常に大きなもの」

 消費者庁はあきんどスシローに対し、景品表示法に基づき再発防止などを命じる措置命令を出しました。

 スシローは・・・。

 スシロー:「この度の措置命令を真摯に受け止め、再発防止に努めて参ります」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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