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「取引打ち切りも」イーロン・マスク氏 ツイッター社買収で“警告”の理由(2022年6月7日)
SNSで急上昇し、番組が注目したワードは「イーロン・マスク」です。ツイッターの巨額買収で話題になりましたが、これを巡って、マスク氏が取引を打ち切ることもできるんだと撤回の可能性を示唆しました。マスク氏があえて警告を行った狙いはどこにあるのでしょうか。
「買収契約を打ち切る権利がある」。これはアメリカの証券取引委員会が公開した書簡の一部。
アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」のCEO(最高経営責任者)で世界一の富豪とされるイーロン・マスク氏の代理人を務める法律事務所がツイッター社に宛てたものだといいます。
ここでいう買収はもちろん、ツイッター社の買収です。マスク氏側がそれを打ち切る権利があると買収を取りやめる可能性を初めて示唆したのです。
その理由がツイッター上の偽アカウントです。
ITジャーナリスト・三上洋氏:「偽アカウント自動プログラムが動かしている宣伝用などのアカウント。詐欺行為や宣伝などをやるものですからツイッターにとってはお金にならないユーザー」
マスク氏側は書簡の中でツイッター社が「偽のアカウントなどを調べるために必要な情報の開示を拒んでいる」などと対応を批判しています。
ITジャーナリスト・三上洋氏:「ツイッターはユーザー数を発表しています。ユーザー数は客・広告・データが収集できるビジネスの元になっている。しかし、偽アカウントの割合が多いとツイッターが発表しているユーザー数は実際よりも少ない。ビジネスの価値が低いとなる」
偽アカウントの数が把握できなければ買収後の経営に影響を与えかねないのだといいます。
さらに専門家は、こんな推測も。
ITジャーナリスト・三上洋氏:「買収価格の交渉という面もある。ツイッターはこれからマスク氏が買収することになるが、今回のように偽アカウントが多いのであれば実際に考えていたより(ツイッターは)もっと価値が低いのではないかと、買収価格を値切るような行為として今回のことをしている可能性がある」
5兆円にも上る巨大SNSの買収劇。その行方は果たしてどうなるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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