「中国の圧力に屈しない」 台湾蔡英文総統新年あいさつで強調
台湾の蔡英文総統は新年のあいさつで、「中国の圧力に屈することはない」としたうえで、「情勢を見誤るべきでない」と中国をけん制しました。
台湾 蔡英文総統
「専制主義的な中国の影から抜け出す勇気を持ち、圧力に屈することはない」
新年のあいさつで台湾の蔡英文総統は、軍事面で圧力を強める中国に対し、改めて「屈することはない」と強調。そのうえで、「情勢を見誤って中国国内で軍事主義を広めてはいけない」とけん制しました。一方で、中国との関係については「軍事的な解決は望まない」とし、「人々の生活を重視することで、共に平和的な解決を模索する雰囲気が生まれる」と呼びかけています。
また、12月の香港の立法会選挙で民主派が実質的に排除されたことや、中国政府に厳しい論調のメディアの幹部らが逮捕されたことを受け、「民主主義と自由の追求は犯罪ではない」とし、今後も香港を支援していく考えを示しています。(01日16:40)
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