IAEA事務局長「北朝鮮が核実験準備の可能性」指摘(2022年6月7日)

IAEA事務局長「北朝鮮が核実験準備の可能性」指摘(2022年6月7日)

IAEA事務局長「北朝鮮が核実験準備の可能性」指摘(2022年6月7日)

 IAEA(国際原子力機関)は北朝鮮がかつて爆破した施設の復旧を進め、核実験の準備を行っている可能性があると指摘しました。

 IAEAのグロッシ事務局長は6日、北朝鮮の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場の坑道の一つが復旧した兆候があると明らかにしました。

 坑道は北朝鮮が2018年に核実験をしないことを証明するために爆破していました。

 また、寧辺(ニョンビョン)の核施設でもウラン濃縮用とされる施設に屋根が設置されたということです。

 確認された兆候は過去に行われた実験前の活動と一致していて、北朝鮮が核実験の準備を進めている可能性があると指摘しました。

 実験が行われれば国連安保理決議違反であり、深刻な懸念を招くとしています。
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