東名あおり運転死傷事故 差し戻し審判決 男に懲役18年実刑判決|TBS NEWS DIG
2017年に東名高速で一家4人が乗った車があおり運転を受け、4人が死傷した事故の差し戻し裁判。横浜地裁は危険運転致死傷罪に問われた男に懲役18年の実刑判決を言い渡しました。
裁判長
「主文、被告人を懲役18年に処する」
判決を言い渡された際、裁判長の方を見据えていた石橋和歩被告(30)。2017年6月、神奈川県の東名高速で萩山嘉久さん(当時45)一家のワゴン車にあおり運転をしたうえ、追い越し車線に停車させ、後続の大型トラックの追突を招き、萩山さん夫婦を死亡させた罪などに問われています。
かつて石橋被告は、私たちの取材に対し…
石橋和歩被告(2017年10月)
「(Q.なぜ追いかけて行った?)やっぱり言われたら、こっちもカチンと来るけん、人間やけん」
2018年の一審の裁判で横浜地裁は、危険運転致死傷罪の成立を認め、石橋被告に懲役18年の実刑判決を下しました。
ところが、控訴審で東京高裁は危険運転致死傷罪の成立を認めた一方で、「横浜地裁が公判前整理手続きで『危険運転の成立が認められない』と表明したのに判決で変更したのは違法だ」として審理を差し戻したのです。
今年1月に始まったやり直しの裁判。弁護側は「後続の大型トラックが気付くのが遅れたために事故が起きた」などとして、危険運転致死傷の罪について無罪を主張。
検察側は「一審で一度下された判決より重い刑罰を科すことはできない」として懲役18年を求刑していました。
そして、きょう、横浜地裁は「石橋被告の妨害運転と4人の死傷との間に因果関係が認められる」として、危険運転致死傷罪が成立すると判断。懲役18年の実刑判決を言い渡しました。
弁護団によりますと、石橋被告は「自分が述べたこともちゃんと理解されていない、とても残念だ」と話していて、弁護側は「即日控訴する」としています。
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