トヨタ「水素エンジン車」市販目指す 次世代エネルギー車開発加速｜TBS NEWS DIG
脱炭素社会に向け発売が相次ぐ電気自動車。一方で、いま、さらなるエコを目指して「水素」を燃料にした自動車の開発が加速しています。
時速200キロ以上で疾走するレースカー。週末に行われた自動車の24時間耐久レースです。
ガソリン車がしのぎを削るなか、ひときわ注目されたのがこの車。
トヨタ自動車の「水素エンジン車」です。気体の水素を燃料とするエンジンを搭載していて、二酸化炭素をほとんど出さないことが特徴です。
記者
「音や振動、ガソリン車とほとんど一緒です」
脱炭素化に向けて現在、各社が力を入れているのがEV=電気自動車です。
ホンダは2030年までに30車種を投入予定、日産も2030年代にも新車をすべて電動車にすると発表するなど、いま、競争は激化しています。
こうしたなか、トヨタはEVに加えて、燃やしても水しか出さない「水素」でさらなるエコを目指します。具体的な時期は未定としながらも「水素エンジン車」の市販化を目指すと発表。
トヨタ自動車 豊田章男社長
「この1年、トヨタのカーボンニュートラルの取り組みが進み、共に挑戦する仲間も増え、そして車も進化してきてまいりました」
さらに・・・
「液化水素搭載予定の水素エンジンカローラになります」
気体の水素と比べて航続距離を2倍にできる「液体水素」。その研究を進めるとして、その車体を初めて公開するなど取り組みを加速させています。
こうしたなか、驚きの方法で水素を生み出している街があります。
北海道の鹿追町。同じく水素を使う「燃料電池車」を公用車として今年度、導入しました。
その水素の元となるのが・・・
酪農がさかんな鹿追町。なんと、牛や豚など家畜から出る排泄物を使って水素を発生させ、それを水素ステーションで供給しているのです。
作物を運ぶフォークリフトも燃料に水素を使っています。
北海道鹿追町農業振興課 城石賢一さん
「車ですとか燃料電池、産業ガス、北海道内いろんなところで水素が活用できるフィールドができれば」
水素で目指す究極のエコ。その競争が加速しています。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/blTgtBr
▼チャンネル登録をお願いします！
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/nOaZKhP
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/Nu0Y4B1
