異例の連続発射・・・北朝鮮“ミサイル8発” 狙いは?(2022年6月6日)

異例の連続発射・・・北朝鮮“ミサイル8発” 狙いは?(2022年6月6日)

異例の連続発射・・・北朝鮮“ミサイル8発” 狙いは?(2022年6月6日)

 異例の連続発射です。

■狙いは「連続発射能力の向上」

 岸防衛大臣:「断固として、容認できるものではありません。北朝鮮に対して、北京の大使館ルートから抗議を致しております」

 韓国軍によりますと、北朝鮮が5日、首都・平壌近郊のスナン一帯など4カ所から、日本海に向けて短距離弾道ミサイル8発を発射しました。

 飛距離は最長でおよそ670キロ、最高高度はおよそ90キロと公表しています。いずれも、日本のEEZ(排他的経済水域)の外側に落下したということです。

 異例の連続発射。その狙いについて、日本政府は・・・。

 岸防衛大臣:「複数場所から同時に発射する能力の試験を行っていると。(相手の防御能力を上回る)飽和攻撃などに必要な連続発射能力の向上といった、狙いがある可能性があります」

 北朝鮮は、先月25日にも、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を含むとみられる弾道ミサイル3発を発射していて、ミサイルの発射は、今年だけで17回です。

■「米韓一体にプレッシャー」も

 韓国軍は4日までの3日間、アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」も参加して、沖縄沖で合同軍事演習を実施していました。

 専門家は、北朝鮮がこの演習に対抗した可能性があるといいます。

 コリアレポート・辺真一編集長:「一番大きいのは、直前まで米韓が原子力空母を動員して、合同演習をしていたので、それに対する反発が強いと思う。対韓国向けの短距離弾道ミサイルを発射したと。尹(ユン)政権が米韓一体となって、軍事的なプレッシャーをかけている。それに対する北朝鮮の反発。あるいは、対抗措置というふうに見えなくもない」

 また、新型コロナ対応で厳しい状況が続くなかでも、ミサイル発射などを続けることで、金総書記の強いリーダー像を内外に示す狙いもあるものとみられます。

(「グッド!モーニング」2022年6月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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