【ウクライナ東部】要衝セベロドネツクで一進一退の攻防続く
ロシアによるウクライナ侵攻から100日が過ぎましたが、ウクライナ東部ルハンシク州の要衝セベロドネツクでは、州の完全制圧を目指すロシア軍と、抵抗するウクライナ軍との間で、一進一退の攻防が続いているもようです。
ウクライナ軍は4日、ロシア軍の攻撃がルハンシク州のセベロドネツクとドネツク州のバフムト方面に集中していて、セベロドネツクでは「市街戦が続いている」と明らかにしました。
セベロドネツクでの戦闘についてルハンシク州のハイダイ知事は3日、ロシア側を「2割押し戻した」と述べ、ウクライナ軍が抵抗を続けていると主張しています。
一方で、知事は4日、ロシア軍がウクライナ軍の増援を阻止するため、川の橋を破壊していて、セベロドネツクに食料や医薬品を届けることが難しい状況になっていると明らかにしました。
イギリス国防省は4日に発表した戦況分析で、ロシア軍は、これまで巡航ミサイルを使用した攻撃に頼ってきたため、精密誘導ミサイルの在庫を大幅に失ったとみられると指摘、無誘導爆弾の使用が増えたことで、民間人の犠牲者を出すことにつながっているとしています。
(2022年6月5日放送)
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