【給付金“詐取”】持続化給付金の返還申出…2万件超える

【給付金“詐取”】持続化給付金の返還申出…2万件超える

【給付金“詐取”】持続化給付金の返還申出…2万件超える

3日も、持続化給付金をめぐり逮捕者が出ました。中小企業庁によせられた、最新の持続化給付金の返還申出件数は、2日時点で2万1949件にのぼっています。2日に、詐欺の疑いで東京国税局の職員が逮捕されましたが、その職員が暮らしていたアパートの大家が、逮捕された男の生活実態を語りました。

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現役の東京国税局職員・塚本晃平容疑者(24)は、会社員の佐藤凜果容疑者(22)らとともに、17歳の少年に、新型コロナウイルスの影響で収入が減った個人事業主だと偽らせて、持続化給付金100万円をだまし取った疑いがもたれています。

塚本容疑者は今年2月から、3DK、家賃8万円の部屋でルームシェアしていたということです。3日、塚本容疑者が暮らしていたアパートの大家が、取材に応じました。大家は、塚本容疑者の入居時、“ある荷物”が気になったといいます。

塚本容疑者が住むアパートの大家
「ひと部屋にデスクが2つあって、パソコンは何台だかわからない。ただ、デスクの上にモニターが3台付いているんだよ。モニターが3台付いている(パソコンが)2つ。だから合計6個くらいモニターがあったんじゃないかな」

1つの部屋にモニターが6台もあったといいます。

塚本容疑者が住むアパートの大家
「だから聞いたよ。『デイトレーダーとかゲーマーなの?』と」

――本人は何と?

塚本容疑者が住むアパートの大家
「『まぁまぁそんなところかな』ぐらい」

インターネット回線は、元々、アパートで契約してあったものを変更したといいます。

警視庁によると、塚本容疑者や佐藤容疑者は詐欺グループの一員だったとみられています。その後の捜査関係者への取材で、グループの中心メンバーとみられる大和証券の元社員・中峯竜晟被告(27)が、持続化給付金の申請受け付けが始まった直後に、不正受給した給付金を暗号資産の投資に充てる仕組みを、グループの仲間に提案していたことがわかりました。

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一方、一家を中心に、持続化給付金約10億円をだまし取ったとされる詐欺グループについて、主犯格とみられる谷口光弘容疑者(47)は国外に逃亡していますが、3日、新たにわかったことがあります。

捜査関係者によると、家族を中心とした詐欺グループのメンバーが、多い時には1日に10か所の税務署をまわり、給付金受給のための申請名義人の書類を用意していたということです。その際、税務署側に「税理士の先生の代わりに来た」などと話して、怪しまれないように手続きしていたといいます。

そして、警視庁によると3日、給付金詐欺をめぐり新たに、コンサルティング会社の社長・谷逸輝容疑者(25)ら3人が逮捕されました。

2020年6月、知人の男性が新型コロナウイルスの影響で収入が減ったと偽って、ウソの申請をし、給付金100万円をだまし取った疑いがもたれています。

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今週、持続化給付金の不正受給が相次いで検挙されました。

3日午後4時ごろ更新された情報によると、中小企業庁によせられた最新の持続化給付金の返還申出件数は、2日時点で2万1949件にのぼり、中小企業庁は、今後も不正受給の調査に力を入れていくということです。
(2022年6月3日放送「news every. 」より)

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