BTS×バイデン大統領が会談“アジアンヘイト”の脅威は(2022年6月1日)

BTS×バイデン大統領が会談“アジアンヘイト”の脅威は(2022年6月1日)

BTS×バイデン大統領が会談“アジアンヘイト”の脅威は(2022年6月1日)

 韓国の7人組グループ「BTS」がアメリカのホワイトハウスを訪問して、バイデン大統領とアジアンヘイトクライムの問題を話し合いました。

 アメリカ、バイデン大統領:「ようこそホワイトハウスへ。さあ、皆さんこちらへ」

 バイデン大統領に招かれ会談に臨んだのは、グラミー賞にもノミネートされた韓国の人気グループ「BTS」。ホワイトハウス前には、多くのファンが詰め掛けていました。

 アメリカ、バイデン大統領:「多くのアジア系アメリカ人の友人たちが現実の差別にさらされています」

 その内容は、アメリカで急増しているアジア人に対するヘイトクライム=憎悪犯罪についての意見交換。

 2年前のコロナ禍の拡大とともにアジア人に対する嫌がらせや、暴行事件が続発。

 なかには連続銃撃でアジア系女性ら8人が死亡する凶悪なヘイトクライムが発生するなど、深刻な状況にバイデン大統領は対策を進め、去年5月、ヘイトクライムへの取り締まりを強化する法案に署名。法律を成立させました。

 そして、BTSも去年、差別やヘイトに反対する声明を発表。そのなかで「見た目で笑われる」「意味もなく罵声を浴びせられる」などの差別体験を語り、強く心を痛めていたことを告白していました。

 BTS、RMさん:「私たちも大統領の決断に心からありがとうと言いたい。例えば、ヘイトクライム法案に署名し、法律にしたことにです。私たちは微力ながらお手伝いをしたい」

 会談に先立って行われた会見でも、BTSのメンバーがそれぞれ、ヘイトや差別の撲滅に向けて、思いを語っていました。

 BTS、JIMINさん:「ヘイトを止めるために、少しでも役に立ちたい。この場を借りて声を上げていきたい」

 BTS、SUGAさん:「正しい、正しくないではなく、違いを認めることから平等は始まると思います」

 BTSは去年、韓国の外交特別使節に任命され、国連総会の会合では演壇に立ち、気候変動や環境問題、若者に向け明るい未来を信じようと訴えるなど、政治活動にも力を入れてきました。

 そして今回の会談、バイデン大統領もBTSの発信力について、期待を寄せていました。

 アメリカ、バイデン大統領:「人々はあなた方の発言に大きな関心を持っている。あなた方の行動はすべての人にとって良いことだ。単に皆さんの才能の豊かさだけではなく、あなた方の出すメッセージも重要です」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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