「入国早くなった」水際対策が「大幅緩和」感染リスク低い国や地域から入国時の検査や検査免除に 観光地でも“期待”の声|TBS NEWS DIG
きょうから6月です。政府は、新型コロナの水際対策を緩和し、今月10日からは観光客の受け入れも再開します。いよいよ、経済活動の回復となるのでしょうか。
けさ、羽田空港の国際線ターミナル。大きな荷物を持った外国人の姿が。政府は新型コロナのための水際対策をきょうから大幅に緩和し、1日あたりの入国者数の上限を1万人から2万人に引き上げました。
オーストラリアからの入国者
「水際対策の緩和は良いステップだと思います。しかし、日本はすべての観光客を受け入れるべきときだと思う」
空港での検疫措置も簡素化されました。国や地域を感染リスクで3つのグループに分け、もっとも感染リスクが低いおよそ100の国や地域からの入国は検査や待機が免除されます。
オーストラリアからの入国者
「(入国は)早くなってPCR検査はいらなくなったが、やり方はまだよくないですね。(案内の)看板とかも間違えているし」
また、今月10日からは外国人観光客の受け入れもおよそ2年ぶりに再開します。これから紫陽花が見頃を迎える神奈川県鎌倉市。コロナ前は売り上げのおよそ7割が外国人観光客だったという土産物店は、緩和策に期待を寄せています。
鎌倉みやげ山海堂 千代任俊さん
「ものすごく期待しています。(コロナ前は)人が途切れないくらい外国の方が歩いていた。(受け入れ再開で)また感染が広がってしまうと自粛ムードになってしまうので、広がらないような形でと思っています」
一方、地元からは期待と不安が入り交じった声が。
「不安じゃないかといったら(不安が)ないわけではないけど、外国の方が入ってきて経済が活性化することはいい」
「経済を回して活気づけたいという気持ちがある。細心の注意を払いながら」
観光庁は、受け入れ再開までに感染防止のガイドラインをまとめることにしています。
記者
「午前9時前です。観光ビザを求めて長い行列ができています」
一方、東京・港区にある韓国大使館の前には長蛇の列が。韓国政府はきょう、日本人も対象にした観光ビザの発給を再開。2年3か月ぶりに韓国旅行が再開されたということで、ビザを申請しようと多くの人が殺到したのです。大使館は急遽、ビザの申請ができる人数をおよそ200人に制限するなど、混乱も起きました。
記者
「私がいるのはソウル中心部の繁華街なんですが、明日は休日ということもあり、ものすごい人出です」
そんな、日本から注目が集まる韓国。今は新型コロナ対策の規制緩和が進み、首都ソウルではかつての日常を取り戻しつつあります。一方で、このような地域も…
記者
「かつて日本人観光客が多く訪れていた明洞ですが、空き店舗になっている所も少なくありません」
新型コロナが流行する前は外国人観光客でにぎわっていたソウルの繁華街・明洞。去年の人出は流行前の2019年に比べ、およそ25%減少し、大きな打撃を受けています。日本からの観光旅行再開を受け、町の人は…
眼鏡店の店長
「東南アジアからの客は5月から少し増えましたが、日本の人たちが来ないと店も活性化しないでしょう。私たちだけではなく、すべての店が期待を寄せています」
洒落た雰囲気のカフェが立ち並び、人気のエリアとなっている狎鴎亭でも…
カフェの代表
「最近、日本との関係が少し良くなりそうな期待感もあり、(渡航の)制限が解除されたら多くの人が来るのではと期待しています」
観光ビザの発給にかかる期間は申請先で異なりますが、東京の韓国大使館は3週間から4週間かかると見込んでいます。
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