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【解説】アメリカ”ロケット供与拒否”は射程距離が長すぎるから?
ロシア軍によるウクライナ侵攻で、ウクライナ側に兵器を供与してきたアメリカが、ウクライナ政府が求める「多連装ロケットシステム」という兵器は、「供与しない」としました。なぜでしょうか。
◇
■アメリカ「供与しない」多連装ロケットシステムとは
有働由美子キャスター
「アメリカは次々に兵器を供与してきたわけですけど、今回は『供与しない』と…どういうことですか?」
小野高弘・日本テレビ解説委員国際部デスク
「『多連装ロケットシステム』には、弾の発射口がいくつもあり、連射できます。何がすごいかというと射程です。弾の種類によっては300キロ先の標的を狙えるというんですね。これまでアメリカが集中的に供与してきたのは『りゅう弾砲』です。1発ずつ発射するもので、射程は25キロ程度です。これに比べると、『多連装ロケット砲』は、より遠くのものを集中的に攻撃できるということで、ウクライナ政府が『欲しい』と求めていたんですね」
■「飛びすぎるものはよくない」 アメリカの“心配”は
有働
「でも、アメリカは『ちょっと待った』となった」
小野
「はい。アメリカの心配は『多連装ロケット砲でも、飛びすぎるものはよくない』と。例えば、激戦地のウクライナ・セベロドネツク付近から発射しても、300キロだとロシア領内に届くわけなんです。もし、ウクライナ軍がこの兵器でロシア領内の軍事拠点を攻撃したらどうなるでしょう。『アメリカの兵器でロシア領内への攻撃が行われた。これはアメリカによるロシアへの攻撃だ』と言われかねない、とアメリカは心配しているんです。なので、『ロシアに届くようなものは供与できない』との結論になったわけです」
■戦況への影響 専門家の分析は…
有働
「供与しないことで、今後の戦況にはどういった影響があるんですか?」
小野
「現代軍事戦略に詳しい防衛研究所の高橋杉雄室長は、『多連装ロケットシステム自体は供与することになるだろう。射程の長くない弾を供与することになるだろう、それだけでも状況は変わる』と指摘しています。『ウクライナ軍が、これまでりゅう弾砲などの火力で撃ち負けていたところが互角になる』、『アメリカ軍のロケット弾は命中精度が高いので、弾が安定して供与されれば、ウクライナ軍が優勢になっていく』と話していました」
■ウクライナ侵攻 出口が見えず
有働
「落合さん、この状況、今後どう収束できるんでしょうか」
落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)
「この問題が始まったときから、僕は『残念ながら長引くかな』というふうにお伝えさせていただいてきました。経済制裁が(ロシア側に)結構効いている感じが、プーチン大統領の発言からも出てくるようになりましたが、ロシア側が引いたとしても、ウクライナ側がロシア側に占拠されていたところを取り戻しにかかるということなんですから、パッと終われる戦争ではない。長引くんじゃないですかね」
有働
「ロシアもウクライナも、それにウクライナを支える欧米側も、それぞれが苦しい状況にあるうえに全然出口が見えてこない。本当に歯がゆいんですけれども、それが現状です」
(2022年5月31日放送「news zero」より)
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