バイデン氏 乱射事件の小学校訪れ“銃規制強化”明言・・・トランプ氏「教師に銃を」(2022年5月30日)

バイデン氏 乱射事件の小学校訪れ“銃規制強化”明言・・・トランプ氏「教師に銃を」(2022年5月30日)

バイデン氏 乱射事件の小学校訪れ“銃規制強化”明言・・・トランプ氏「教師に銃を」(2022年5月30日)

 バイデン大統領が銃乱射事件で児童ら21人が犠牲となった小学校を訪れ、銃規制の強化に乗り出すと明言しました。そんななか、トランプ前大統領は「教師に銃を持たせることで学校が安全になる」と主張しました。

 「大統領への訴え」。「声」は徐々に強まっていきます。

 29日、テキサス州。バイデン大統領は銃撃事件が起きた小学校で花を手向け、追悼ミサに参列しました。

 そこに大勢の市民が集まり、「銃規制」を訴えたのです。これに対し、大統領は「やる」と宣言。ドア越しに立ち上がって、アピールしましたが、そう簡単にいくのでしょうか。

 銃乱射の現場は小学校。児童19人と教師2人が殺害されました。「銃の恐ろしさ」を改めて考えさせられるなか、異なる解釈をする人もいます。

 トランプ前大統領:「『悪』が存在するからといって武器を取り上げる理由にはならない」

 トランプ前大統領がスピーチをしたのは銃乱射事件の3日後でした。

 トランプ前大統領:「『悪』が存在するからといって、法に従い多くの人を守る市民から武器を取り上げる理由にはならない。さらに嫌悪するべきことがあります。こうした悪人が出ると、その責任をこの素晴らしいNRA(全米ライフル協会)の会員らに押し付けようとすることです」

 NRAとは「全米ライフル協会」。27日から年次総会を開きました。共和党のトランプ前大統領は、ここに出席。「教師が銃を持つことで、セキュリティーが強化される」などと持論を展開したのです。

 発生直後の子どもたちの写真。誰もが大きく手を振り、振り返ることなく必死に逃げています。

 現場では、もう1人死者が・・・。

 近くに住むサルバドール・ラモス容疑者。国境警備隊に射殺されました。

 ラモス容疑者の母親:「息子が何を考えていたのか分からないので、言うべき言葉が見つかりません。息子なりの理由があったのだと思います」

 ラモス容疑者について、一部メディアは中学校以降、いじめられていたと報じています。

 様々な悲劇をもたらす「銃」。バイデン大統領は規制を進める考えを明らかにしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事