ドネツク州“要衝”ロシア制圧か 攻防激化のウクライナ東部戦線(2022年5月29日)

ドネツク州“要衝”ロシア制圧か 攻防激化のウクライナ東部戦線(2022年5月29日)

ドネツク州“要衝”ロシア制圧か 攻防激化のウクライナ東部戦線(2022年5月29日)

 ロシアはウクライナ東部・ルハンシク州の完全制圧の鍵を握るドネツク州の要衝を制圧したと明らかにしました。ルハンシク州の知事は「週明けの状況は厳しい」との見方を示しました。

 ウクライナ東部の要衝都市の攻防戦は激しさを増しています。

 ロシア国防省・コナシェンコフ報道官:「ロシア軍などによってリマンをウクライナのナチスから完全に解放しました」

 ロシアの国防省はウクライナ東部・ドネツク州のリマンを制圧したと明らかにしました。

 一方、ロイター通信によりますと、ウクライナのマリャル国防次官はリマンでの戦闘は続いていると主張しています。

 リマンはウクライナ東部の鉄道輸送の拠点で、隣のルハンシク州でウクライナ側最後の拠点となっているセベロドネツクの西に直線で約50キロに位置しています。

 ロシア軍の次の狙いは、セベロドネツクに隣接するリシチャンシクと軍の拠点、バフムトとみられています。

 この2カ所がロシア側に制圧されるとセベロドネツクはロシア軍に包囲され、ウクライナ軍は退路と補給が断たれることになります。

 現在、攻防戦の最前線となっているバフムトでは、住民のインタビュー中に爆撃。

 さらに、リシチャンシクでは・・・。

 ロシア軍はルハンシク州の95%を占領していて、ガイダイ州知事は28日、セベロドネツクを巡る戦闘について週明けの状況は「厳しいだろう」との見方を示しています。

 ロシアによるウクライナ侵攻から3カ月余り、ウクライナとロシアの停戦交渉は再開の見通しが立っていません。

 ウクライナ側の停戦交渉代表を務めるポドリャク大統領府顧問は自身のSNSに「ロシアとのいかなる合意も意味を持たない」と投稿しています。

 一方、ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は27日、プーチン政権内で首都キーウの再攻略を目指す案が浮上していて、モスクワは秋ごろまでに勝利することを望んでいると伝えています
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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